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講談社ノベルス
伽藍堂の殺人―Banach‐Tarski Paradox

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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062990226
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

孤島の館で瞬間移動した死体!天才数学者は完全犯罪の解法を証明できるのか!?

メフィスト賞受賞シリーズ、早くも第四弾!

警察庁キャリアの宮司司は、大学院生の妹・百合子とともに
宗教施設として使われた、二つの館が佇む島――伽藍島を訪れる。
島には、数学界史上最大の難問・リーマン予想の解法を求め、
天才・善知鳥神や、放浪の数学者・十和田只人も招待されていた。
不吉な予感を覚える司をあざ笑うかのように、講演会直後、
招かれた数学者が姿を消し、死体となって発見される。
だが、その死体は、瞬間移動したとしか思われず……?
張り巡らされた謎が一点に収束を始める、シリーズの極点!

【著者紹介】
某国立大学工学部建築学部卒業。『眼球堂の殺人 ~The Book~』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本作は『双孔堂の殺人 ~Double Torus~』『五覚堂の殺人 ~Burning Ship~』に続く、シリーズ4作目となる。

内容説明

警察庁キャリアの宮司司は、大学院生の妹・百合子とともに宗教施設として使われた、二つの館が佇む島―伽藍島を訪れる。島には、数学史上最大の難問・リーマン予想の解法を求め、超越者・善知鳥神や、放浪の数学者・十和田只人も招待されていた。不吉な予感を覚える司をあざ笑うかのように、講演会直後、招かれた数学者たちが姿を消し、死体となって発見される。だが、その死体は、瞬間移動したとしか思われず…?張り巡らされた謎が一点に収束を始める、シリーズの極点!

著者等紹介

周木律[シュウキリツ]
某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人―The Book』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aquamarine

54
シリーズ4作目。人によっては嫌うであろう数学の薀蓄がトリックと無関係でないこともあって私は結構好きです。もうこの方のトリックは実現はどうなの?って形が多くて想像ができません。でも机上の空論を振りかざすのも味だと思うし、楽しんできました。今回はシリーズ通じて明らかにされるべき過去の事件や繋がりについて転換期に来ているようなのですが…ラスト、百合子によって指摘されたことにはそちらの方向に話が行くとは想像していなかったので唖然としました。ここまで楽しんで読んできたけれど今後続けて読むかはちょっと考えます。2014/11/09

barabara

37
ぐるぐるが余程好きなんだな…。想像すると分かり易い構図だが、ここまで来ると最早マジック、のようなね…。次作予告がなかったが人気シリーズ、果たして次回もぐるぐるしちゃうのか?!2014/10/15

マムみかん(*感想は風まかせ*)

31
シリーズ4作目。 だんだん十和田や宮司兄妹の過去が見えてきました。 そして、善知鳥神は、ますます人間離れしてきましたね~(笑)。 今回は数学の蘊蓄は少なく、殺人事件の方がメインだったので読みやすかったです。 ただ、動機や犯人に関してはモヤっとします~! 早く、22年前に大数学者・藤衛が起こしたとされる事件の全貌が知りたいな☆2014/10/09

ゆう

29
堂シリーズ第4弾。今までで一番大掛かりなのでは…と思う館トリック。そしてまさかの結末に唖然。第1弾といい、まさかの人があっち側にいってしまうから、どうなっていくのやら…。でも大元にあるあの事件の謎は徐々に解き明かされているから話としては動いてはいるんだよねぇ。。このままの勢いだと次はあの方が犯人になっちゃうんじゃ…というか誰が犯人になってもおかしくないよ、うん。2014/10/26

こゆ

28
うわーっ、そうきたか…。エピローグでひっくり返されることが多いこのシリーズだけど、これがダントツで驚いた。眼球堂を読んだときには想像もつかなかったまさかの展開。あれが一つだろうってことまではわかったけど、あんな複雑な動きをしていたとは。こうまで次々殺されると、この世界の日本の優秀な数学者は全滅したのでは。神や十和田は別格としても、百合子が優秀すぎて、宮司がもはや全くキャリアとは思えない^^;しかし、ずいぶんと大風呂敷を広げたけど、これちゃんと回収できるのだろうか。このシリーズは最後まで追うことに決めた。2017/10/06

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