講談社ノベルス
渦巻く回廊の鎮魂曲(レクイエム)―霊媒探偵アーネスト

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  • サイズ 新書判/ページ数 279p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062990158
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

第49回メフィスト賞受賞作! 霊媒師一族の末裔、アーネストと霊感ゼロの喫茶店店主、佐貴。二人が挑む最初の事件

第49回メフィスト賞受賞作

霊媒師一族の末裔、アーネストと
霊感ゼロの喫茶店店主、佐貴。
二人が挑む最初の事件

霊媒師・アーネストのもとに持ち込まれたのは、
十六年前、画家・藤村透基の屋敷から消えた少女の捜索依頼。
屋敷には渦巻き状の奇妙な回廊があり、最深部には
「持ち主の運命を狂わせる」と噂される人形(ビスクドール)が飾られている。
依頼を引き受けた友人のことが気にかかって、
若き喫茶店店主の佐貴も藤村邸に同行することに。
年に一度開かれる紫陽花観賞会に招かれた二人の前で、
新たな殺人事件が発生してしまい――。

【著者紹介】
3月7日、東京都調布市生まれ。『渦巻く回廊の鎮魂曲 霊媒探偵アーネスト』で第49回メフィスト賞を受賞し、デビュー。好きな場所は多摩地域。

内容説明

霊媒師・アーネストのもとに持ち込まれたのは、十六年前、画家・藤村透基の屋敷から消えた少女の捜査依頼。屋敷には渦巻き状の奇妙な回廊があり、最深部には「持ち主の運命を狂わせる」と噂される人形が飾られている。依頼を引き受けた友人のことが気にかかって、若き喫茶店店主の佐貴も藤村邸に同行することに。年に一度開かれる紫陽花観賞会に招かれた二人の前で、新たな殺人事件が発生してしまい―。

著者等紹介

風森章羽[カザモリショウ]
東京都調布市生まれ。『渦巻く回廊の鎮魂曲(レクイエム)―霊媒探偵アーネスト』で第49回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

48
喫茶店〈リーベル〉に「16年前に姉が殺してしまった少女について見てほしい」と、霊媒師に依頼しにきた藤村月都(つきと)。藤村邸は画家一家で、カタツムリをモチーフとした回廊の画廊があった。喫茶店のマスター竜童佐貴(さき)と霊媒師アーネストは偶然出会った鳥出秀一郎とともに藤村邸へ行く。回廊の奥で死体が見つかる。▽第49回メフィスト賞。某霊媒探偵の予約が回ってこなかったので類書?に手を出すw。霊媒関係してくるのは謎解き始まってから(遅いよ)なんか目が滑る文章。回廊のトリックはよかった。▽いかにもメフィストぽい2020/04/23

カナン

38
主人公が圧倒的な美貌の英国紳士だと知り、某宝石商を連想しましたが、発売は此方が先で表紙絵を担当している方が同じ人なのですね。最初に公開される屋敷の間取り図、典型的なクローズドサークル、芸術家の奇妙な別館の中央に鎮座している麗しいドール。凄く王道。ミステリーなのに解決するのが霊媒師というのは結構反則なのではと思ったけど、アーネストがまず日常的な会話を円滑にこなすことが無理なタイプだった。全体的にメフィスト賞らしい作品でした。登場人物それぞれに訳アリ感が漂っているけど、その過去は今後掘り下げられていくのかな?2017/08/22

雪紫

35
再読。ミステリとしてかなり王道の館ミステリだけど、このシリーズ続編からスリーピング・マーダー形式なのでそういう意味では異色作(デビューは派手寄りが良いんだろうか?「F」も本当は4作目だったし)。読み返しても雰囲気、舞台や解決編の「やり口」などやっぱりデビュー作から手堅くまとまった良作(メフィスト賞なのに尖ってないが褒め言葉になる)。しかし、やっぱり表紙と帯は一部の人狙ってますね。手堅くまとまってるからその後他作家と差別化出来ないかと心配したけどこのシリーズ続編からちゃんと自分の色出して来るのでご心配なく。2020/07/10

barabara

35
思ってたよりは出来のいい館もの。一番のウリの霊媒師ブリが殆ど生かされていなかったのにはガッカリしたけど。軽く読めるわりには、文章もみっちり詰まって読み応えあり。続編出るのはチョイ楽しみ。2014/06/09

nana

20
とにかく読み進めにくかった、何故だろう?面白くないわけじゃないんだけど、引き込まれない不思議な感じでした。とりあえずアーネスト君は佐貴君が好きなのね。探偵としてはちょっと反則かな。2016/07/11

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