出版社内容情報
「高利貸しに就いて」「鶴」「東京日記」他、軽妙、奇抜、ユーモアに溢れ、俳諧精神に裏打ちされた名エッセイを精選する。全二巻。「高利貸しに就いて」「鶴」「東京日記」他、軽妙、奇抜、ユーモアに溢れ、俳諧精神に裏打ちされた名エッセイを精選する。全二巻。
内田 百間[ウチダ ヒャッケン]
池内 紀[イケウチ オサム]
内容説明
夏目漱石に私淑しその門下となった内田百〓(けん)の随筆「立腹帖」「高利貸に就いて」「無恒債者無恒心」「入道雲」「羅馬飛行」「百鬼園先生言行録」「鶴」「一等旅行の弁」「馬食会」「玄冬観桜の宴」「土手の東雲」「億劫帳」など十九篇を収録。軽妙、奇抜、ユーモアに溢れ、俳諧精神に裏打ちされた独得の文章で綴る百鬼園先生の代表的エッセイを池内紀編集により二巻に収める。
目次
立腹帖
高利貸に就いて
無恒債者無恒心
入道雲
フローレンツ博士
羅馬飛行
百鬼園先生言行録
五段活用
作文管見
警察官と私
鶴
一等旅行の弁
馬食会
玄冬観桜の宴
沙書帳
鬼苑道話
東京日記
土手の東雲
億劫帳
著者等紹介
内田百〓[ウチダヒャッケン]
1889・5・29~1971・4・20。小説家、随筆家。岡山生まれ。東京帝国大学独文科卒。本名は栄造、別号は百鬼園。在学中に夏目漱石の門下生となり、小宮豊隆、鈴木三重吉、森田草平らと知り合う。ホフマンなどドイツ・ロマン派の翻訳をする傍ら、幻想的な小説を執筆、のち、独得なユーモアを利かせた随筆を綴り、人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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