• ポイントキャンペーン

現代プレミアブック
新興衰退国ニッポン

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062950589
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

出版社内容情報

16分に1人が自殺!
ここ10年の年間平均餓死者70人!
労働者4人に1人が年収200万円以下!
国民1人あたりのDP世界ランキング2000年3位→2008年23位!

日本は衰退過程に入っており、このままでは持続できない状態になっている。そして、そのことを自己認識しなければ、この社会はいずれ滅びるだろうということである。それは、誰もが薄々そう思っていながら避けている現実である。しかし、「100年に1度」の世界経済危機は、そのことを白日の下にさらしてしまった。それでも、日本に生きる多くの人々は現実をはっきり認めようとしない。いや、見ようとしていない。誰もが、自らが滅びの過程に入っていると言われたくないのはわかる。だが、現実は現実である。現実を避ければ避けるほど、滅びはますます現実化してしまうのだ。――<「はじめに」より抜粋>

内容説明

16分に1人が自殺。ここ10年の年間平均餓死者70人。労働者4人に1人が年収200万円以下。国民1人あたりのGDP世界ランキング2003年3位→2008年23位。

目次

第1章 医療 止まらない医療崩壊の現実―なぜ救急病院「たらい回し」は起こるのか
第2章 貧困 貧困が国を滅ぼす―ニッポン型貧困がもたらすもの
第3章 雇用 有期雇用は人間と経済を破壊する―目先にこだわるツケは将来払わされる
第4章 介護 行き詰まる高齢者介護制度―高齢化社会に待っている絶望
第5章 公共事業 公共事業という名の“麻薬”―ダム、原発、産廃処理施設、基地頼みの地域衰退
第6章 産業 メイド・イン・ジャパンの没落―環境エネルギー革命にも乗り遅れて
第7章 金融 100年に1度の危機がもたらす社会不安―実現できずに後退するアメリカの“チェンジ”と日本の“マニフェスト”
第8章 知のルール コンピュータがもたらす優位性―グーグル、アマゾンの支配に搾取される知の財産
第9章 技術開発 科学技術立国の黄昏―分断される技術ニッポンのDNA

著者等紹介

金子勝[カネコマサル]
1952年東京都生まれ。1980年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学社会科学研究所助手、法政大学経済学部教授などを経て、慶應義塾大学経済学部教授

児玉龍彦[コダマタツヒコ]
1953年東京都生まれ。1977年東京大学医学部卒業。東京大学医学部助手、マサチューセッツ工科大学研究員などを経て、東京大学先端科学技術研究センターシステム生物医学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よこしま

15
指摘してる点は、医療・貧困・雇用・介護・公共事業・産業・金融・知のルール・技術です。2014/05/03

Sumiyuki

2
現在のあらゆる日本の問題を暴いている。特に若い人は読むべき。2010/07/23

kaza

1
金子先生は以前から注目していたのですが、ネットで 児玉さんの動画を見て読んでみました。 色んな意見はあると思いますが、多くの人に読んで頂き、この国の将来を考えるキッカケにしてほしいです。2011/09/10

柴犬 太郎

1
youtubeでの児玉氏の発言を知って、著書をチョイス。金子氏との共著だが、どっちがどこを書いたのか・・・? 各分野にわたって日本のゆきづまりをこれでもかと指摘しまくる。チトしんどい。2011/08/20

最終バック九番手

0
二人の著者がどういうふうに分担したのかが明記されていないのはなぜなのか…リーマンショックを含むサブプライム関連の翻訳本はかなり出ているのに全く読んでいないのか第7章なんかはかなり粗雑な組み立ての文章でこんな内容を授業でしゃべっているんだったら学生はちょっと気の毒だなあと思ってしまう…第1刷発行:2010年6月11日…本体1600円2011/01/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/601855
  • ご注意事項