出版社内容情報
孤独過ぎる天才プロファイラー×性格良すぎる熱血刑事、第2の事件!東京都下で起きた女児殺害事件。超記憶症候群のプロファイラー・羽吹允は、遺棄の状況から8年前の和光市女児連続殺害事件を模倣していると気づく。和光事件の犯人・入谷謙一はふた月前に獄中で病死していた。相棒の神尾文孝とともに、羽吹が入谷の周辺を聞き込むうちに、第2の事件が。第1の事件との微妙な差異に違和感を覚えた羽吹は、超記憶を駆使して事件の真相に迫る。
アイダ サキ[アイダ サキ]
著・文・その他
内容説明
東京都下で起きた女児殺害事件。超記憶症候群のプロファイラー・羽吹允は、遺棄の状況から8年前の和光市女児連続殺害事件を模倣していると気づく。和光事件の犯人・入谷謙一はふた月前に獄中で病死していた。相棒の神尾文孝とともに、羽吹が入谷の周辺を聞き込むうちに、第2の事件が。第1の事件との微妙な差異に違和感を覚えた羽吹は、超記憶を駆使して事件の真相に迫る。
著者等紹介
アイダサキ[アイダサキ]
1月3日大阪府生まれ。2002年「傷痕」(小説June)で作家デビュー。「エス」「DEADLOCK」など人気シリーズを手がける。近年はBL小説にとどまらず、多ジャンルで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
🐾Yoko Omoto🐾
113
シリーズ2作目は女児連れ去り殺害事件。8年前の事件の模倣が疑われる中で、些細な違和感を無視できない羽吹が、自身の特殊能力を駆使し犯人像に迫っていく。あらかたの真相は予想と近かったものの、羽吹の持つ超記憶症候群、バディを組む神尾との距離感の変化を事件と密接に絡め、単純な展開に見せない巧さがある。シリーズ最大の謎であろう、少年期に誘拐された羽吹の空白の1年間。その真相については、小出しながらもインパクトを伴って描かれており、今後のストーリーで羽吹の苦悩がどう変化していくのかが大きな読みどころ。次も楽しみ。2020/10/11
aquamarine
76
シリーズ二冊目。今回彼らが扱うことになったのは幼児連れ去り殺害事件。過去の事件を引きずる羽吹にとっては辛い展開ではありますが、彼自身のことや神尾の距離感だけではなく、事件を追う特殊能力を生かした警察ものとしても堪能しました。こんな事件ですから解決しても誰も救われないのですが、よくできていると思います。しかも、キャラもののシリーズですから、ラストになかなかのものが控えていました。今後どうなっていくのかますます気になります。シリーズ前提のタイガなのでまだまだ先は長そうですが追いかけていこうと思います。2019/06/12
yu
73
Kindleにて読了。シリーズ2作目。ちょっとずつ心を開きかけてきた羽吹さん。神尾さんは、犬みたい。よい意味で。子供が犠牲になる事件は心の痛さが半端ない。2019/11/03
papako
62
シリーズ2冊目。神尾と羽吹のコンビが安定してきた。とうとう羽吹が神尾にいちごミルクを神尾にあげた!相棒認定ですね。事件は分かりやすい。そして笑いすぎニコちゃんマークの正体がわかったところで次巻ですねー。さてさて、さくっと敵に登場してもらいたいです。2019/10/26
よっち
51
東京都下で起きた女児殺害事件。遺棄状況から8年前の和光市女児連続殺害事件の模倣に気づいた超記憶症候群のプロファイラー・羽吹允は、相棒の神尾文孝とともに調べてゆくうちに事件の差異に違和感を覚える第二弾。ふた月前に獄中で病死していた和光事件の弟の周辺を探るうちに起きた第2の事件。構図としては分かりやすかった事件の結末は何ともあれでしたが、羽吹の周辺事情も明らかになる中で、神尾の存在はいい意味で彼に変化をもたらしていますね。しかし過去の因縁がこういう形で繋がってきますか...どういう決着になるのか気になります。2018/06/04