出版社内容情報
上映中の映画から字幕が盗まれた!? 映画館バイトの青年と風変わりな常連客。かつてないコンビが謎を解く!満員御礼の土曜日。黒音幸多が働く「奥田映写館」で事件は起きた! 話題作が上映をはじめた直後の劇場で、爆笑の声が響き渡る。おかしい、コメディ映画ではないはずなのに、なぜ……?
「字幕が盗まれる」というありえない事態に、払い戻しを求める客で大混乱する中、居合わせた常連客の“先生”こと雪穂史郎は、黒音を巻きこみ頼まれてもいない字幕泥棒さがしをはじめる……。
高里 椎奈[タカサト シイナ]
著・文・その他
内容説明
満員御礼の土曜日。黒音幸多が働く「奥田映写館」で事件は起きた!話題作が上映をはじめた直後の劇場で、爆笑の声が響き渡る。おかしい、コメディ映画ではないはずなのに、なぜ…?「字幕が盗まれる」というありえない事態に、払い戻しを求める客で大混乱する中、居合わせた常連客の“先生”こと雪穂史郎は、黒音を巻きこみ頼まれてもいない字幕泥棒さがしをはじめる…。
著者等紹介
高里椎奈[タカサトシイナ]
1999年、『銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
51
情景描写が少ないため状況が把握しづらいのと、これは高里先生の文体でもあるから仕方ないのだが、漢字をもう少しかなにひらいていただきたかった。2018/03/24
すい
45
主人公がアルバイトをしている映画館で上映された洋画の字幕が盗まれた。というか、別の字幕にすり替えられていた。犯人は誰?映画が上映されるまでに行われる作業に関する薀蓄なんかにはとっても興味があって楽しかったけれど、肝心の謎解きが「なんじゃそら」レベルなのが頂けない。ホームズとワトソンが実は・・・・・・とか、ルンバの役割とか、そういう細々した所に関心が移ってしまったのが残念。キャラクターに深い魅力を感じる前に終わってしまった印象も強く、次作があるなら面白くなりそうな予感もする。私が読むかどうかは微妙な所。2018/05/14
よっしー
21
久しぶりに高里さんの作品を読みました。ただ…高里さんの作品にしては珍しく登場人物が頭に入ってこず、読みにくいものでした。映画の字幕が盗まれる、その言葉にひかれたのですが、その事件の展開は私には合わず…。少し読みにくい一冊となりました。2023/12/30
空猫
18
内容的にも文体的にも良くも悪くも高里椎奈と感じます。テーマ的には社会派のようで「なぜ腐敗した組織を成敗するヒーローはいないのか」問題。確かに勘違いした正義の味方ってテロリストですから。ただ現代世界では悪党への正当な糾弾まで「破壊行為」認定する司法権濫用が目立つ気もします。簡単にいうと政権側の上層部は決して裁かれない世界。さてそれはともかく,今回も魅力的で濃いキャラクターの連打・連打。熱血青年と超然兄さんに,頼れる強面オジさん,利発な姉さん,こましゃくれた姉と引っ込み思案な弟と,挙げていくとキリがない。2018/11/02
み
17
う〜ん、何となく読了>_<シリーズ物なの?と、思いましたが、そうでは無さそう…。ちと残念なり。2022/10/29