講談社タイガ<br> 緋紗子さんには、9つの秘密がある

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講談社タイガ
緋紗子さんには、9つの秘密がある

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062940771
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

クラスを一瞬で凍りつかせた転校生が隠していた本当の大切な秘密とは? このミステリアスな青春小説を、友情を信じるすべての人に。学級委員長を押し付けられ、家では両親が離婚の危機。さらには幼なじみへの恋心も封印中。自分を出せない性格に悩みが募る高校2年生・由宇にとって「私と誰も仲良くしないでください」とクラスを凍りつかせた転校生・緋紗子さんとの出会いは衝撃だった。物怖じせず凛とした彼女に憧れを抱く由宇。だが偶然、緋紗子さんの体の重大な秘密を知ってしまい、ふたりの関係は思わぬ方向へ――。

緋紗子さんの秘密をひとつひとつ解いていくうちに、見えてくる本当の大切な秘密とは?

プロローグ 四月の通り道
緋紗子さんには、9つの秘密がある
エピローグ 四月を数えて


清水 晴木[シミズ ハルキ]
著・文・その他

内容説明

学級委員長を押し付けられ、家では両親が離婚の危機。さらには幼なじみへの恋心も封印。自分を出せない性格に悩みが募る高校2年生・由宇にとって「私と誰も仲良くしないでください」とクラスを凍りつかせた転校生・緋紗子さんとの出会いは衝撃だった。物怖じせず凛とした彼女に憧れを抱く由宇。だが偶然、緋紗子さんの体の重大な秘密を知ってしまい、ふたりの関係は思わぬ方向へ―。

著者等紹介

清水晴木[シミズハルキ]
1988年、千葉県出身。東洋大学社会学部卒業。2011年、函館港イルミナシオン映画祭第15回シナリオ大賞で最終選考に残る。以降、短編映画脚本や、スマートフォン向けアプリのシナリオ原案に携わる。’15年、『海の見える花屋フルールの事件簿~秋山瑠璃は恋をしない~』(TO文庫)で長編小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

74
それが理由で読もうと思ったのかどうか忘れてしまったが舞台がこの辺だった。検見川高校だけ検見川浜高校と名前を変えていたのは大人の事情か。2018/05/28

ポップノア@背番号16

72
「私と誰も仲良くしないで下さい」と衝撃の挨拶をした転校生·緋紗子と、そんな彼女に憧れを抱く学級委員&生き物係の由宇。緋紗子には誰にも言えない重大な秘密があり、それを偶然由宇が知ってしまったことから二人の関係が動き出す。由宇も悩みを抱えており、ダークな雰囲気の学園モノは私好みだったが、結末は予想の範囲内で、やや拍子抜け。もうひと山、もうひと捻り欲しかった。緋紗子の秘密を考えれば、いっそファンタジーに舵を取っても良かったかも。それでも一気読みだったので作者のアイディアと筆力は流石。これから追いかけたいと思う。2019/10/24

itoko♪

72
澤水さん初読み。意味深なタイトルが気になり手に取りました。「私と誰も仲良くしないでください。」主人公のクラスにある日転校してきた緋紗子さんの挨拶の言葉に、なぜ?どうして?と読者の私も、彼女の秘密に興味津々。突き放されると逆に気になる、主人公が彼女に関わるうちに一つ一つ秘密は明かされていく。二つ目の秘密には驚かされたけれど、この秘密がストーリーの要で、この秘密がないと成り立たない。これは友達関係で悩む高校生の背中を優しく押し、一歩踏み出す勇気をくれる物語。2017/11/27

Tom

46
以前から気になっていた清水晴木さん作品。偶然にサイン本に出会い連れ帰る。文章、設定、キャラクターが凄く好みの作品だった。読む前は、探偵物とかミステリー系かと勝手に思っていたが、ストレートに青春をテーマにした作品だった。主人公「由宇」の複雑な問題や心境。緋紗子さんの抱える秘密。次第に変わる緋紗子さん行動。読み進むことで明らかになる緋紗子さんの想い。彼らの想いを知り、ウルウルしてしまう。清水さん作品凄く好きかも。フルールシリーズも読んでみよう。しかし最近涙もろくなったのかな・・・泣いてばかりだ(笑) 2018/02/22

よっち

42
自分を出せない性格に悩む学級委員長・由宇と「誰も仲良くしないでください」と衝撃的な挨拶をした転校生・緋紗子さんの出会い。偶然、緋紗子さんの身体の重大な秘密を知ったことで二人の関係が変わってゆく青春小説。学級委員長を押し付けられ両親が離婚の危機、幼馴染への恋心も封印していた由宇。秘密を抱えるがゆえに孤高を貫いていた緋紗子さんとの不器用な交流は微笑ましくて、だからこそままならないすれ違いがもどかしくもなりましたが、二人の出会いと育んだ友情がそれぞれにもたらした確実な変化の兆しは、とても素敵なものに思えました。2017/06/06

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