講談社タイガ<br> LOST 失覚探偵〈下〉

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講談社タイガ
LOST 失覚探偵〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062940689
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

さようなら、名探偵――。推理をすれば、感覚が消える。失われる探偵の物語、最終章。探偵が闇に落ちるか、真犯人が明らかになるか。残る感覚は、あと二つ。

密室での死刑囚の焼死にはじまる連続殺人事件は、仏教の六道に擬えられていた。探偵・六元は地獄界、天界、修羅界、餓鬼界の四つの事件を解決するごとに、自らの感覚を消失。残るは赤の視覚と聴覚のみだった。
探偵を嘲笑うかのように、同居人の花純が誘拐され、姿を消す。黒幕との直接対決の中、六元の推理が反転し続ける真実に挑む。最後の感覚を失った探偵の運命は……!?

10 白昼夢
11 畜生界:斬死
12 人間界:失格
13 鏡の球の中
14 探偵:使命
あとがき


周木 律[シュウキ リツ]
著・文・その他

内容説明

密室での死刑囚の焼死にはじまる連続殺人事件は、仏教の六道に擬えられていた。探偵・六元は地獄界、天界、修羅界、餓鬼界の四つの事件を解決するごとに、自らの感覚を消失。残るは赤の視覚と聴覚のみだった。探偵を嘲笑うかのように、同居人の花純が誘拐され、姿を消す。黒幕との直接対決の中、六元の推理が反転し続ける真実に挑む。最後の感覚を失った探偵の運命は…!?

著者等紹介

周木律[シュウキリツ]
某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人~The Book~』(講談社ノベルス、のち講談社文庫)で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

95
完結編。最後のどんでん返しはいいとしても無理っぽいところも何点か・・・。まあ周木さんだし楽しめたからいいか。2017/05/16

佐島楓

61
本格ミステリに「収斂」という特殊能力で挑み、使うたびに能力を失っていく探偵、とディテールに魅力があふれている。戦後直後の混乱やそれだからこそ起きる陰惨な事件の数々、そして最終盤のどんでん返しと、物語世界を堪能した。本当の修羅を背負っていたのは、誰なのか。2017/04/21

うまる

38
起こるであろう事件も残る感覚もあと2つ、さてどうなる。  黒幕や動機は伏線がありましたので、大体予想していた所に落ち着いたという感じですが、更に奥の真相があり面白かったです。ちょいちょい出てきていた回想も意味がある結末で、最後どうなるかだけ見ればいいやと中巻を飛ばしてしまうと、ちゃんと理解できないつくりになっているのも良いと思います。 斬死事件の方はかなり犯人忙しいですね!これ金田一少年みたいに犯人側のつっこみバージョン見てみたい。 全体的に雰囲気も楽しめたので満足♪堂シリーズにも興味が沸きました。2021/06/24

そのぼん

33
衝撃のラストでした。上巻から始まったすべての事件の黒幕が明らかになりますが、これは・・・。これはネタバレ禁止だと思うので、感想がとても書きにくいですがこういうラストになるとは全く思っていなかったので、驚愕でした。上中下巻の構成でかなり長かったのでちょっと読み疲れましたが、まぁまぁ面白かったです。2017/06/20

geshi

27
正直一番想像できそうなオチにしちゃったかな。後出しジャンケン的に解決シーンで設定を出してきて、「失覚の病」の制限が破綻してしまっている本末転倒。六元が感覚を失っていないのでは?と思わせる描写があったから、どんでん返しに使うのかと思っていたけど、単なる記述ミスかい。ラストシーンの場面は決して悪くないけれど、もっとエモくやってくれと言いたくなる。陸軍中野学校と七三一部隊を出せば超科学もアリってしちゃうのは、よっぽど世界観が固まった作品じゃないとツッコミ所にしかならない。2018/04/09

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