出版社内容情報
田舎町からやって来た新米メイド・ローズ。レディ・シーモアの型破りなお屋敷で働きながら、彼女は兄を捜しだそうとしていた。19世紀ロンドン。ヴィクトリア女王の御世にロンドンへメイドとして働きに来たローズ・ガース。彼女がお仕えするお屋敷は、何もかもが型破り。明るいメイド仲間、物語の王子様のようなページ・ボーイ、中国人の料理人、スマートな執事、そして氷のような美貌のレディズメイド。目新しい生活に全力でとりかかるローズ。彼女には、どうしてもロンドンに来たい理由があった。それは姿を消した兄を捜し出すことなのだが。
第一章 ローズ、ロンドンへ!
第二章 とっても長い最初の一日
第三章 そうしてまずは一週間
第四章 初めての外出日の冒険
第五章 不思議の国のローズ
第六章 メイドの秘密、奥様の秘密
第七章 亡き子爵の面影
第八章 緑服の男と金色の令嬢
第九章 美しき《悪魔》
エピローグ/終わり良ければ
あとがき
参考文献
篠田 真由美[シノダ マユミ]
著・文・その他
内容説明
デヴォンシァの田舎町からロンドンへやってきた新米メイドのローズ。奉公先は使用人も働き方も型破りで、毎日が驚きの連続。なぜかご主人のレディ・シーモアは、顔も見せてくださらない。仕事のかたわら、消息不明の兄を捜そうと、うさんくさい探偵の手を借りてイーストエンドの阿片窟へ飛び込んだローズ。ただの人捜しのはずが、待ち受けていたのは思いもよらぬ事件だった!
著者等紹介
篠田真由美[シノダマユミ]
1953年、東京都本郷生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。専攻は東洋文化。91年『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となり、翌年、東京創元社より刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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