講談社文庫<br> 妻よ薔薇のように―家族はつらいよ〈3〉

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講談社文庫
妻よ薔薇のように―家族はつらいよ〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062938815
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

山田洋次監督の傑作映画を「東京バンドワゴン」の小路幸也がノベライズ。笑いと涙で家族の愛情を描く、喜劇シリーズの総決算!無神経な夫・平田幸之助の言動に、それまで一家を支えてきた嫁・史子がついにキレた。妻として母として嫁として、いなくなって初めてわかる史枝の有難み。後悔しつつも素直になれない幸之助に、周囲の心配は募るばかり……。山田洋次監督の傑作映画を、「東京バンドワゴン」の小路幸也がノベライズ。笑いと涙で家族の愛情を描く、喜劇シリーズの総決算!

小路 幸也[ショウジ ユキヤ]
著・文・その他

山田 洋次[ヤマダ ヨウジ]
著・文・その他/原著

平松 恵美子[ヒラマツ エミコ]
著・文・その他

内容説明

平田家の長男に嫁いだ史枝は、三世代家族を支える専業主婦。日頃は家事全般を完璧にこなしていたが、ある時不注意から空き巣に入られ、へそくりを盗まれてしまう。日頃の苦労に無頓着な夫は、謝罪も受け入れず嫌味ばかり。耐えかねた彼女が家出をしたため、一家は大混乱に陥った。傑作喜劇映画の小説化!

著者等紹介

小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2003年『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞しデビュー

山田洋次[ヤマダヨウジ]
1931年大阪府生まれ。’54年、東京大学法学部卒業。’69年『男はつらいよ』シリーズ開始。『たそがれ清兵衛』(2002年)では第76回米国アカデミー賞外国語映画部門ノミネートを果たす。’12年文化勲章を受章

平松恵美子[ヒラマツエミコ]
1967年岡山県生まれ。’93年、『学校』(山田洋次監督)に参加。以後、助監督として山田組に参加する一方、共同脚本も担当する。2013年以降は『東京家族』『小さいおうち』『母と暮せば』『家族はつらいよ』シリーズで、5年連続して日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した。『ひまわりと子犬の7日間』(’13年)では初監督を果たした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

35
空き巣に入られ、へそくりを盗まれた事をキッカケに、理解のない夫に耐えかねて家出した史枝さん。夫の幸之助さんが亭主関白すぎてひいてしまいます。よく20年も我慢したものです。私には無理だとしか思えません。まず義両親と同居にひく。親と同居すると義姉弟一家も頻繁に訪れて気苦労が絶えないのもひきます。史枝さんは偉い。お姑さんの富子さんと庄太さん夫婦、長女の夫の泰蔵さんが大らかなのが救いですが、それでも史枝さんの立場にはなりたくないと思ってしまいました。2018/07/31

たんぽぽ

21
あいかわらずのドタバタハートウォーミング。頭の中で、映画のキャストが動き回っている。 親子揃って、女房に甘えっぱなしのダメ男っぷりが腹立たしくも笑える。2018/05/01

ひろろん

13
前作につぎ、さらっと読める脚本版。昭和テイストだから仕方ないのかもしれないけれど、男どもの横柄さが頭にくる。2019/04/05

おーね

11
小路さん色になっているようで。ある意味大家族の中の話ですね。お人よしがいっぱいいてほのぼのです。2018/05/11

蕭白

8
面白かったです。映像も観てみたいです。2019/01/27

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