講談社文庫<br> 60―誤判対策室

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講談社文庫
60―誤判対策室

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062938754
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

冤罪事件を再調査する「誤判対策室」が立ち上がった。刑事・検事・弁護士の3人は死刑判決を覆せるか。異色の傑作法廷ミステリー!老刑事・有馬と、女性検察官・春名、若手弁護士・世良の三名は、「誤判対策室」に配属された。無罪を訴える死刑囚を再調査し、冤罪の可能性を探る組織だ。配属から半年後、有馬は行きつけの飲み屋の女将・綾子から不穏な話を聞く。最近来た二人組の男客が、殺人の犯行を仄めかすような話をしていたというのだ。冤罪事件に関わっているのではないかと有馬は疑い、該当する事件を突き止める。2011年に母親とその子供二人を殺害した罪で、古内博文という男の死刑が裁判員裁判で確定していた。誤判対策室は調査を開始し、綾子が言っていた怪しい二人の内の一人の身元を割り出す。大窪という男が判子詐欺の容疑で捕まったのだ。有馬と世良がその線を調べていくうちに、古内の娘・琴乃が詐欺事件に関わっている可能性が浮かび上がる。しかも、その夫の矢野高虎は、殺人を仄めかしたもう一人の男かもしれないのだ。──迫りくる古内の死刑執行。有馬は警察の取り調べ記録を、春名は検察の証拠品リストを、世良は解剖医の鑑定書を、それぞれ洗い直すとに!

石川 智健[イシカワ トモタケ]
著・文・その他

内容説明

老刑事・有馬は、刑事と弁護士、検察官の3名から成る「誤判対策室」に配属された。無罪を訴える死刑囚を再調査する新組織だ。半年後、有馬は小料理屋の客が殺人を仄めかしていたという情報を入手。該当する3人殺害事件の冤罪を疑い動き出す。自身が関わった冤罪事件への贖罪の気持ちから…。傑作法廷ミステリー!

著者等紹介

石川智健[イシカワトモタケ]
1985年神奈川県生まれ。26歳で作家デビュー。『エウレカの確率 経済学捜査員 伏見真守』は、経済学を絡めた斬新な警察小説として人気を博した。医療系企業に勤めながら、執筆活動に励む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

132
確かに後半でのカウントダウンそして衝撃の展開にページ捲る手が止まらない!無罪を訴える死刑囚の再調査を目的とする“誤判対策室”。そこに属する刑事・検察官・弁護士3職種は、相容れない立場故にいがみ合うばかり…序盤から描かれる各々が抱える贖罪や劣等感・外圧といった葛藤と死刑制度や冤罪を生む捜査への提言など、重い内容の割に案外軽快に読める。ラスト迎える、あり得ない言動に唖然とさせられるもエンタメ効果は抜群!その一方で、事件の解決そのものにあえて多大な含み残すのも印象的。単行本での副題“tとfの境界線”になるほど。2019/10/07

セウテス

86
【誤判対策室】第1弾。検察、警察、弁護士からなる誤判対策室は、再審請求をしている死刑囚の冤罪の可否を捜査する部署である。しかし対策室が発足して、問題となる事案は皆目見つからない状態であった。ある日、刑事の有馬が罪を認めている死刑囚の事件で、別の犯人が存在する可能性を聞きつけてくる。60年60歳60条60兆個と、60に纏わる物語は何気に凄く、死刑執行が迫るリミット感も中々良いと思う。こうした立場の仕事を、日本では職権で確立していない事に腹が立つ。正義や真実が、各々の立場ですれ違う事の問題提起としても良い。 2022/04/18

aquamarine

85
老刑事・有馬と、女性検察官・春名、若手弁護士・世良、そんな三人で構成される誤判対策室は死刑囚の冤罪の可能性を捜査する。飲み屋の女将の情報から三人の殺人を行った死刑囚の事件を捜査しようとするも、当然警察検察とも協力的なわけがなく…。最初はあまり好感の持てなかった、左遷のような形でここに配属された彼らが変わっていく様子や、誤判対策室の意義など夢中になって読みました。終盤有馬がとった行動には仰天し、最後の世良の考察に思わず天を仰ぎました。後半は特に良かったです。出たばかりの続編も是非読んでみたいです。2019/09/02

ちーたん

80
★★★★☆法廷ミステリ「主文。被告人を死刑に処す」無罪を訴える死刑囚の再調査を行うために発足された『誤判対策室』。そこに配属された刑事・検察官・弁護士の立場違う3人。発足から半年。ある情報から1つの事件の再調査に本格的に乗り出すも当の死刑囚は一貫して罪を認め死刑を望んでいた。果たして再調査の意味はあるのか?重いテーマだけど引き込まれました!中盤以降の緊迫感は手に汗握る展開!そして迎える結末の考察に考えを巡らせながらページを捲る。「ん?ここで終わり?!😨」でもこの終わり方リアリティあって嫌いじゃない!2019/10/17

papako

77
気になっていた本、momiさんにいただいて。刑事、検事、弁護士の3人が組んだ『誤判対策室』死刑囚の冤罪がないか調べる。ある事件でやる気をなくしている刑事有馬が一人の死刑囚を調べると言い出した。それぞれの立場と思惑で調べ始め、やがて。。。有馬の嘘には驚いた。そしてラスト。もう一捻りされるのかと思ったら、そのままなんだ。古内の琴乃への虐待も何か裏があったのでは?冤罪はあってはならないけど、どれだけ正確に調べなおせるんだろう。この事件くらい近いならわかるけど。面白かったです。2019/12/05

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