講談社文庫
烙印〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 313p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062938174
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

検屍官シリーズ24作目。雷に打たれたような謎の感電死。脅迫や妨害にあいながら犯人をおいつめていく。静かな夕暮れ、チャールズ川沿いに自転車に乗っている間に23歳のエリザ・ヴァンダースティールが殺された。彼女はあたかも雷に打たれたような状況で見つかった。。ケンブリッジ・フォレンジック・センターのディレクター、ケイ・スカペッタ(Kay Scarpetta)博士は、これが神の偶然の行為ではないことを現場で判断する・・・。
彼女の捜査は、彼女がTailend Charlieと呼んでいる匿名のサイバー暴力団から奇妙な詩が届き始め複雑になっていく。脅迫メッセージは止まらない。エリサが死亡してから24時間後に10番目の詩が到着する。
彼女はまた、彼女の姪ルーシーの助けを求めるが……。

パトリシア・コーンウェル[パトリシア コーンウェル]
著・文・その他

池田 真紀子[イケダ マキコ]
翻訳

内容説明

匿名サイバーテロリストから奇妙な詩が届き、事件は複雑な様相を呈し始める。その脅迫メッセージは止まらず、調査を進めるケイとその周辺にもいよいよ危険な気配が漂い出す。天才ハッカー・姪のルーシーに助けを求めるが、元FBIのサイコパスで、邪悪かつ凶悪な宿敵、キャリーの影がまた再び忍び寄ってくる。

著者等紹介

コーンウェル,パトリシア[コーンウェル,パトリシア] [Cornwell,Patricia]
マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に

池田真紀子[イケダマキコ]
1966年生まれ。翻訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yunemo

44
何だかケイの疑心暗鬼な気持ちを引き摺ったまま下巻へ。宿敵キャリーの影におびえての不安感。この部分を、この感情を文字にするから、ここ何作かの欲求不満的な表現になっているんでしょうね。と改めて。ここまで引き摺って来て、最後はないよね。起承転結の結の部分があまりにも唐突過ぎて、突然過ぎて。このスピード感が全体に通じていれば初期作品の心地よさに浸れるんだろうな、と一人想い。またまた不穏な気配を残したままに終了。陰の部分だけじゃなく陽の表現も欲しいな、それがケイ・スカーペッタの集大成になると想うところがありまして。2019/03/03

まいごん

33
ダラダラと何も進まずの上巻に引き続き、下巻半分過ぎても肝心な検死は始まらず、現場でダラダラと暑さを延々愚痴る情景描写が繰り返され一向にシーンは変わらず。。本シリーズのファンでなかったらとっくに読むのをやめてたかも。シリーズ当初は、手に汗握る!という感じでそれはそれは面白かっただけに非常に残念。‥で??って感じで終わってしまった。。。つまらなすぎてなかなか読み進まず、1週間もかかってしまった。それにしても、ケイってこんな嫌な人だったっけ(笑)2019/03/11

ひさか

28
2018年12月講談社文庫刊。シリーズ15作目。宿敵との対決にいたるまでの道筋がくじけそうになるほどに長い。ひとまず、無事に終わってほっとしました。2020/11/15

ヨーコ・オクダ

26
上巻のレビューで「最終巻?」とか書いてしもた件、訂正!コレ、絶対続きあるわ。いつものよくある締めのシーン、大難去って小休止的なところに、マリーノが衝撃的なニュースを持ってくる。これはねー、次巻でどう料理するか気になる!さてさて、このラストの爆弾のせいで、今回のストーリーがぶっ飛んでしもた感じ。キャリーはいつでも簡単にケイ自身やケイが愛するものを壊すことができる…という状態に脅かされ続ける日常をジリジリとかなり溜めながら描かれていたのになー。R.I.Pブリッグス。2022/05/13

takogon

18
上巻ほどの無駄はないものの、やはり不要な状況説明がだらだらと続く。上下巻合わせて、3分の1、いや半分は不要なんじゃないだろうか。下巻の後半は事件の大詰め、テンポよく流れる。CFCのスタッフとはあ・うんの呼吸、検屍の場からFBIを退場させる場面は小気味よい。 ケイと彼女の周りの人間を執拗に狙うキャリー・グレセン登場後はあっけない。そこからこそ盛り上げなければ・・・、残念だ(^-^; 2020/05/10

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