出版社内容情報
石川五右衛門の幻影がなぜ元禄・宝永の世に? 必殺剣が安寧の江戸を震撼させる。影将軍護衛・流英次郎が対決する恐るべき相手は!?名君の道を歩む影将軍を護衛する、伊賀忍者の末裔・流英次郎とその一統には、安寧は許されない。将軍の城外微行の途上、大道芸人の「叩かれ屋」が客に首を斬り落とされる。大店が襲われ、大川に骸が浮かび、凄腕の剣客が跳梁する。そして浮かび上がる石川五右衛門の影。徳川の世になって百年、豊臣一派の大名の多くは改易され、遺臣らは浪々の身を余儀なくされている。怨嗟の矛先は影将軍に向かうのか。英次郎たちの死闘が始まる。
江戸の朝飯
泰平の隠れ蓑
隠れ蓑の下の覇権
五右衛門の影
豊後の胎動
釜の中の番犬
生き返った亡霊
次の天下人
神々しい艶
二段重ねの化け物
奥からの狙撃
危険な粋
島の休暇
離島対海賊戦
異文化交換
賓友の誓い
解説 折笠由美子
森村 誠一[モリムラ セイイチ]
著・文・その他
内容説明
名君の道を歩む影将軍を護衛する伊賀忍者の末裔・流英次郎とその一統に、安寧は許されない。将軍の城外微行の途上、大道芸人が客に首を斬り落とされる。大店が襲われ、大川に骸が浮かび、凄腕の剣客が跳梁する。浮かび上がってきたのは石川五右衛門の影。徳川泰平の世に、かの大泥棒の幻影がなぜ幕府の喉元に!?
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。9年余のホテルマン生活を経て、1969年に『高層の死角』で江戸川乱歩賞を、1973年に『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞を受賞。2004年、第7回日本ミステリー文学大賞を受賞。デジカメ片手に俳句を起こす表現方法「写真俳句」も提唱している。2011年、講談社創業100周年記念書き下ろし作品『悪道』で、吉川英治文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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