講談社文庫<br> クズリ―ある殺し屋の伝説

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講談社文庫
クズリ―ある殺し屋の伝説

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062937191
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

孤高の暗殺者を追う香港黒組織と警察庁外事情報部……血と涙、ハードボイルドの極北。大藪賞作家渾身の最高傑作!孤高の暗殺者を追う香港黒組織と警察庁外事情報部……血と涙、ハードボイルドの極北。大藪賞作家渾身の最高傑作!

ハロウィンで賑わう六本木で、ピエロ装束の男が外国人を射殺する。銃弾の痕から割り出されたのは、四半世紀以上前に死んでいるはずの凶悪な暗殺者”クズリ”。立て続けに起きる射殺事件は誰の仕業なのか? 伝説の殺し屋が、麻薬と莫大なカネを巡って蠢く外道を相手に繰り広げる、血と涙のハードボイルド。

プロローグ
第一章 亡霊
第二章 捕食
第三章 罠
第四章 死は我が職業
エピローグ


柴田 哲孝[シバタ テツタカ]
著・文・その他

内容説明

ハロウィンで賑わう六本木で、ピエロ装束の男が外国人を射殺する。銃弾の痕から割り出されたのは、四半世紀以上前に死んでいるはずの凶悪な暗殺者“クズリ”。立て続けに起きる射殺事件は誰の仕業なのか?伝説の殺し屋が、麻薬と莫大なカネを巡って蠢く外道を相手に繰り広げる血と涙の極北ハードボイルド。

著者等紹介

柴田哲孝[シバタテツタカ]
1957年、東京都生まれ。日本大学芸術学部中退。2006年『山下事件 最後の証言』で第59回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)と第24回日本冒険小説協会大賞(実録賞)をダブル受賞、2007年『TENGU』で第9回大藪春彦賞を受賞。1986年から1990年のパリ・ダカールラリーにドライバーとして参戦した経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

60
どこにでもいそうな成年がクズリなどと獰猛な名がつく暗殺者ですって。こんな暗殺者ならいいじゃないですか。中国マフィアの残酷な事と蔓延する麻薬、ウクライナ情勢。そして日本を取り巻く状況と能天気な日本人。麻薬撲滅の為なら彼を応援しますわ!。・・なんて過激な婆になってしまったのでしょう(-_-;)。いやいや柴田さんが描かれている今の時代背景がそう思わせたのかも。2017/11/20

GAKU

54
この作家さんあらすじに興味を惹かれ以前に1冊読んだのですが、それは完全に期待を裏切られた内容でした。で今回も「四半世紀以上前に死んでいるはずの凶悪な暗殺者”クズリ”。立て続けに起きる射殺事件は誰の仕業なのか? 伝説の殺し屋が、麻薬と莫大なカネを巡って蠢く外道を相手に繰り広げる、血と涙のハードボイルド。」という私好みのamazonの内容紹介に惹かれ、懲りずに読んでみました。はい。今作も期待を裏切られました。残念です。2020/04/03

Junichi Yamaguchi

36
『悲しみは、海ではないのだから、すべて飲み干すことができる』… 伝説の殺し屋。 打掃社会。 スピード感溢れる作品だが、女性への描写は少しキツかった… 主人公はいつまで孤独で過ごしていけるのだろう… ただ、キツネは生きているはずだ。。2017/12/21

那由多

15
面白くないわけではないが、『TENGU』と比べると粗が目立ち、残念な出来栄えだった。2023/08/12

Tomomi Yazaki

7
B級 かつては、国語の教科書に載せたいほど巧みで、誰にも思いつかないような鮮やかな表現で読者を魅了していたのだが、最近の著者の文章が変わってきたように感じる。また、中国人がバンバン出てきてその名前の読み方を覚えるが大変で、読書が疎かになる。主人公は途轍もなく強いのだが、最初から正体が明らかになり、春燕が危機にさらされるのが分っていながら彼女を使う間抜けぶりで、彼女に凄惨な最期を迎えさせてしまう。この物語はまだ成熟していない。シリーズ化して、徐々にクズリの生い立ちを明らかにするのも、面白いのかも知れない。2017/12/11

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