講談社文庫<br> 生還者

個数:
電子版価格
¥792
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

講談社文庫
生還者

  • 下村 敦史【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2017/07発売)
  • 文庫・児童書 ポイント2倍キャンペーン対象商品(8/24まで)
  • ポイント 14pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年08月07日 16時21分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062937108
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

どちらかの生還者が嘘をついている…!? ヒマラヤの峻厳な高峰に隠された悲劇。日本推理作家協会賞候補となった緊迫のミステリー!ヒマラヤ山脈東部、世界第3位の標高を誇るカンチェンジュンガで大規模な雪崩が発生、日本人登山者7名が巻き込まれる惨事となった。4年前に登山をやめたはずの兄が、なぜかその雪崩に巻き込まれ、34歳の若さで命を落とした。同じ山岳部出身の増田直志は、兄の遺品のザイルが何者かによって切断されていたことに気付く。兄は事故死ではなく何者かによって殺されたのか――?

生存者は絶望視されていたが、高瀬という男性が奇跡の生還を果たす。単独行だった高瀬は、猛吹雪のなか兄たち登山隊に出会い助けを求めたが冷たくあしらわれ、登山隊の加賀谷だけが残って自分を助けてくれたという。行方不明の加賀谷が英雄としてマスコミを賑わせる中、今度は東という男が救助された。東は高瀬が嘘をついていて、加賀谷こそが卑怯者だと証言するのだった。

二人の生還者はどちらが真実を語っているのか? 兄の死の真相を突き止めるため、増田は女性記者の八木澤とともに高峰に隠された謎に挑む!

下村 敦史[シモムラ アツシ]
著・文・その他

内容説明

雪崩で死亡した兄の遺品を整理するうち、増田直志はザイルに施された細工に気づく。死因は事故か、それとも―。疑念を抱く中、兄の登山隊に関係する二人の男が生還を果たす。真相を確かめたい増田だったが、二人の証言は正反対のものだった!ヒマラヤを舞台にいくつもの謎が絡み合う傑作山岳ミステリー。

著者等紹介

下村敦史[シモムラアツシ]
1981年京都府生まれ。2014年に『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は「週刊文春ミステリーベスト10 2014年」国内部門2位、「このミステリーがすごい!2015年版」国内編3位と高い評価を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

355
貪るように頁を捲った!死と直結するような危険を承知にヒマラヤ級の登山に挑む者たち!入念な訓練と装備で挑んでも大自然の気まぐれに命を左右される過酷な冒険に生の意味を探求せざるを得ない不可解な人種、登山家。雪崩に遭遇し絶体絶命の中、生還した二人の証言は真っ向から逆。証言の真偽を追い求める毎に新たな疑念が湧く!大自然というアンタッチャブルな存在とその魅力に魅入った者たちの真実の愛は是が非か?真逆のベクトルが実は同じ方向を、という驚愕!儚さという美しさをあなたは受け入れますか?最高傑作の山岳ミステリーです‼️🙇2019/11/18

ミカママ

325
まさしく「ページをめくる手が止まらない」。雪山の怖さを知らないわたしでも、一瞬にしてその景色が浮かび、手足までが凍えてくる。どうなっちゃうの?真相は?!どんでん返しを繰り返しつつ、サクサクした文章で最後まで引きずられました。お見事。2017/12/22

イアン

150
★★★★★★★★★☆サバイバーズ・ギルトを描いた下村敦史の山岳ミステリ。世界第3位の標高を誇るカンチュンジュンガで兄・謙一が遭難死する。弟の直志は遺品のザイル(命綱)に残された人為的な傷から殺人を疑うが…。食い違う生存者の証言と4年前の山岳事故との関連。ミステリ要素もさることながら、吐く息が瞬時に凍るような緊迫感が秀逸な山岳小説でもある。恋人を喪った罪悪感から山を捨てた兄は、なぜ高峰に舞い戻ったのか。プロローグの〝彼〟とは一体誰なのか。科学捜査の介入を許さない標高8千mのクローズド・サークルに酔いしれた。2024/04/15

じいじ

140
 小説の「つづき」が気になって、早くに目が覚めてしまうことがある。まさに、これがそうだ。今朝、3時に起きて一気に読了した。高峰のヒマラヤをメイン舞台に、厳寒の白馬、富士山…山男らの挑戦を綴ったスケールの大きい山岳ミステリーに興奮しました。鋭利に斬られたザイルの切断面、遭難者の死因は事故なのか?それとも殺人か? 謎解きのカギを握る二名の生還者が…、謎が謎を呼びます。ハラハラする緊張感の中に、若者らの人生観も顔を出す、ちょっぴり恋話もちりばめられたミステリーは最高に面白い。存分に堪能しました。2018/02/12

まこみん

128
登山難度の高い山で、4年のブランクのある兄が雪崩で亡くなった。その後同じ山での生還者が2人救助されたが、妙な事に其々の証言は全く正反対。兄のザイルの細工にも不信感を募らせる弟の直志。一方、山を愛する雑誌編集者の恵利奈は神聖な山に嘘をつく登山者は許せない思いで、真相を探る決意をする。どちらがどんな理由で嘘を言っているのか。一つの謎が解けても、次々に新たな謎が。後半の3人での登山では、全く経験のない私にも、真冬の過酷な山の脅威の描写に緊張しっぱなしだった。今まで読んだ下村さんの中で一番。失踪者も読まなくては。2018/09/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12024723
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品