出版社内容情報
吉原一の花魁も虎徹の刀に魅せられた。柳生一族の争い、由比正雪の遺産探しなどに巻き込まれながらも、虎徹は究極の刀を追い求める。興里改め虎徹の刀は評判を呼ぶ。刀剣好きの吉原の花魁勝山も刀に魅せられ、、虎徹に入れこんでいく。だが越前の甲冑師だった興里と勝山には因縁があったのだった。ある日、虎徹の仕事場が荒らされる。同業者の嫌がらせか、それとも由比正雪の隠し金を狙った者の仕業なのか。床から大判小判を掘り出した夜、虎徹たちは襲撃者に囲まれていた。そして南蛮鉄を取り入れるなど工夫を凝らす虎徹は、はたして究極の刀をつくり出せるのか?
【蜜罠】花の吉原に誘う勝山太夫
【黄金】刀屋幸助の秘めたる大望
【正宗】刀匠魂が散らす命の火花
【白鳥】伊達家を舞台のお家騒動
【大川】船で高尾太夫の吊し斬り
【夜桜】わんざくれ命尽きるまで
長辻 象平[ナガツジ ショウヘイ]
著・文・その他
内容説明
邦香の父の試斬家鵜飼十郎右衛門、弟子の正太、刀屋の幸助らの支援で、興里は虎徹と名を変え、刀匠として名を上げていく。その虎徹を自ら吉原に招いた当代一の花魁勝山の真意とは?由井正雪の隠し資金、伊達家のお家騒動と、刀造りを究めんとする虎徹の行く手には幾多の波乱が待ち受ける!
著者等紹介
長辻象平[ナガツジショウヘイ]
1948年鹿児島県出身。京都大学農学部卒業。産経新聞東京本社論説委員。魚類生態学が専門の科学ジャーナリスト。釣魚史研究家でもある。小説は2003年に『忠臣蔵釣客伝』でデビュー。刀剣にもくわしい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トラジ
タツ フカガワ
ぶーにゃん@積ん読本解消中
桜絵
ミサンガ