出版社内容情報
平岩 弓枝[ヒライワ ユミエ]
著・文・その他
内容説明
「鬼勘」と仇名された名御用聞き勘兵衛。新八郎は、その娘お初から、奉公先の青木甲斐守のお屋敷で、次男の新一郎の命が狙われていると聞かされる。町方が手出しできない大名家の問題に困惑する新八郎だが、お初は親譲りの気の強さで、自分が新一郎を守ると言う。表題作「鬼勘の娘」他、難事件と新八の名手腕七篇。
著者等紹介
平岩弓枝[ヒライワユミエ]
東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞、2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
54
難事件に挑む新八郎ですが、その活躍の反面、鬼勘の娘・お初に振り回されてしまうのが面白かったです。名手腕の持ち主でも弱いところはあるのですね。2020/12/11
タツ フカガワ
12
8話連作のシリーズ4作目では鬼勘の娘お初が登場。男勝りで婀娜っぽい個性で新八郎を振り回すところが面白い。表題作ほか「箱根七湯」「新堀川慕情」が良かった。2020/04/25
ちこりん
0
1から順番に読んでます。 お初が大活躍で嬉しいが、「女だてらに」という言葉が出てきて違和感を感じた。 そんな今となっては死語のような言葉を久しぶりに目にした。 新八とお鯉がこの後どうなっていくのかも気になる。 2025/03/02
TM
0
宝塚図書館2024/10/06
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