出版社内容情報
地震の続く江戸。刀剣屋又右衛門に持ち込まれた一振りの名刀をめぐり事件は起こる。怪士の跋扈する江戸を、ご存じ新八郎が斬る!地震の続く江戸。刀剣屋又右衛門に持ち込まれた一振りの名刀をめぐり事件は起こる。怪士の跋扈する江戸を、ご存じ新八郎が斬る!大人気シリーズ、待望の第三弾。
江戸の竜巻
幽霊の仇討
狐斬り
河童と夕顔
狸の心中
又右衛門の女房
江戸の水仙
松平家の若殿
平岩 弓枝[ヒライワ ユミエ]
著・文・その他
内容説明
地震が続く江戸。南町奉行所も対応に追われる中、刀剣鑑定の名家に嫁いだ高木良右衛門の娘が「離縁」を言いだした。困惑する高木は新八郎にその話を漏らす。時を同じくし鑑定家に持ち込まれた名刀をめぐり大事件が起こる。表題作「又右衛門の女房」ほか、次々に起こる怪事件に新八郎が対峙する。シリーズ第三弾。
著者等紹介
平岩弓枝[ヒライワユミエ]
東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
60
面白かったです。新八が生き生き動き始めた印象です。次々起こる怪事件に立ち向かう姿は自由そのものでした。お鯉の再登場で、心が揺れ動くのが心配です。2020/12/02
Makoto Yamamoto
13
シリーズ3巻目。奉行お付きの与力として活躍が続く。 記録に残る犯罪を少なくしているのは江戸の治安が安定しているからだったかも。 そんな中、女の関係で人を殺し、それを他人に押しつける輩が登場。 それしっかり、獄門、島流し。 お鯉が再登場し、そちらも楽しみな展開に。2024/03/03
タツ フカガワ
10
シリーズ3作目は8話の短編連作で、これまででいちばん面白かった。ときに伝法な口調になる新八郎が生き生きとしてきたし、新八郎を助ける元御用聞きの鬼勘もいい味出してます。1作目で別れたはずのお鯉が、なんと御奉行の女中で再登場。次作が気になります。2020/04/24
ゆきまる
3
新八とお鯉はどうなるのだろう、気になる。2020/06/16
TM
0
宝塚図書館2024/10/04
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- 和書
- 快童丸と仲間たち