講談社文庫<br> 山月庵茶会記

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講談社文庫
山月庵茶会記

  • 葉室 麟【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062935913
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

茶室という戦場では、すべての真実が見抜かれる。『陽炎の門』『紫匂う』につづく、大好評「黒島藩シリーズ」第3弾!静謐で、熱い心が滾っている。また、人生を信じたくなる。
―朝井まかて(作家)

茶室という戦場では、すべての真実が見抜かれる。
刀を用いぬ”茶人の戦”が、静かに、熱く、冴え渡る!
『陽炎の門』『紫匂う』につづく、大好評「黒島藩シリーズ」第3弾!

かつて政争に敗れた柏木靫負(ゆきえ)が、
千利休の流れを汲む高名な茶人となって国に帰ってきた。
孤狼の心を胸に秘めた男は、家督を養子に譲り、山裾の庵で隠遁生活を送る。
今日も山月庵に客を招く。派閥抗争の最中に喪った、妻の死の真実を知るために。これぞ直木賞作家の真骨頂! 静かなる闘争の記。

葉室 麟[ハムロ リン]
著・文・その他

内容説明

かつて政争に敗れ黒島藩を去った元勘定奉行・柏木〓負(ゆきえ)が、千利休の流れを汲む茶人として国に帰ってきた。孤狼の心を胸に秘めた彼は、山裾の小さな庵に隠遁し藩士たちを招く。派閥抗争の最中に喪った妻の死の真実を知るために。茶室は刀を使わぬ静かな闘争の場となった。読者の心を虜にする直木賞作家の真骨頂。

著者等紹介

葉室麟[ハムロリン]
1951年、福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業。地方紙記者などを経て、2005年、『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2007年、『銀漢の賦』で第14回松本清張賞、2012年、『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふじさん

109
政争に敗れ藩を去った元奉行・柏木靱負が茶人として突然藩に戻ってきた。目的は、妻・藤尾の不義密通の噂の真相を知ることだった。事実を確かめるべく当時の関係者から話を聞く、まさに個々の証言で構成されるミステリーだ。派閥抗争の最中に死んだ妻の真相を探る中で分かる、藩の派閥争いに絡んだ事実が次々と明らかなり、後半では思いもよらない展開で、犯人捜しの醍醐味と一人の人間の再生のドラマが待っている。又兵衛等、登場人物も個性的で話に面白みを加えている。葉室麟の作品の中でも、色々な要素が詰まった傑作で、好きな作品の一つだ。 2022/08/17

KAZOO

100
葉室さんの久しぶりの作品を読みました。「蜩ノ記」以来ではないかと思います。時代劇ながらミステリー的な要素があったり自害した主人公の妻への想いがかなり色濃く表れている感じです。山本周五郎の作品を思い出しました。この舞台となる藩の作品が他にもあるとのことですが読んでみたい気がしました。2017/05/25

ツン

89
予想外に推理小説でした!しかも、why done itかと思ったら、who done itでした。途中、月が綺麗ですねってI love youだよねって思うところがあったけど、そういう流れじゃなかったです。2022/06/04

じいじ

87
10作目の葉室小説だが、初めてのミステリー調で、感動の余韻も残して面白かった。家老の椅子の政争に敗れた武士の物語。16年ぶりに、茶人として名を馳せて国元へ戻ると、藩内が俄かにざわめき出します。この物語の見どころの一つ、無念にも愛する妻を〈不義密通〉の汚名と、「悲しきことに候」とだけ印した遺書を残して自害させてしまいます。夫の悔恨の気持に心を揺さぶられます。この物語のエンディング、主人公がひとり茶室に籠り〈死んだはずの〉妻に「すまぬ…」侘びる姿が、いつまでも心に残るでしょう。葉室小説の傑作の一冊です。2022/08/25

nico🐬波待ち中

74
山裾の風情ある小さな茶室「山月庵」を舞台にした一期一会の謎解きの物語。過去に起こった不幸な出来事に決着をつけるため、16年ぶりに故郷に戻ってきた元武士にして現在は茶人の柏木。その昔、妻を信じることが出来ず自害に追い込んでしまった柏木は、妻が死に至った真相を暴くため関係者を次々に茶室に招き入れる。悔やんでも悔やみきれない過去の過ち。過去を変えることは残念ながら出来ないが、心静かに過去の自分と向き合い新たな一歩を踏み出すことは出来る!季節に合わせた茶席の趣と、豪快な幼馴染みとの男同士のやり取りに心が和んだ。2017/05/05

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