出版社内容情報
寿司が握る、殺しの鍵(ダイイングメッセージ)! 同心・丸川重三郎の謎の自死、その理由とは? 大人気江戸グルメ捕物帖第7弾。寿司が握る、殺しの鍵(ダイイングメッセージ)! 同心・丸川重三郎の謎の自死、その理由とは? 大人気江戸グルメ捕物帖第7弾。魚之進を襲った同心・丸川重三郎は謎の自死を遂げる。重三郎は自決の裏事情を知っているかの如く、南町奉行・筒井和泉守は抜け荷捜査の強化を部下たちに速やかに指示した。兄の死の真相に近づく魚之進の行く手を、珍料理を巡る難事件が阻む。大人気の食捕物帖、面白さ最高潮!
第一話 絵巻寿司
第二話 甘辛納豆
第三話 まぐろの千切り
第四話 幽霊酒
風野 真知雄[カゼノ マチオ]
著・文・その他
内容説明
魚之進を襲った同心・丸川重三郎は謎の自死を遂げる。重三郎自害の裏事情を知っているかの如く、南町奉行・筒井和泉守は抜け荷捜査の強化を部下たちに速やかに指示した。兄の死の真相に近づく魚之進の行く手を、珍料理を巡る難事件が阻む。大人気の食捕物帖、美味しさ垂涎面白さ最高潮!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。「耳袋秘帖」シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤枝梅安
83
シリーズ7作目。やや停滞気味。表題作の殺人事件、は魚之進の聞き込みの結果を読者は知らないまま、下手人と同時に聞かされる。カラクリが甘いというか粗い。「甘辛納豆」もサイコロ博打のカラクリについての説明がわかりにくい。図を書いたらようやくわかった。「まぐろの千切り」も、なぜマグロを千切りにしたのかわからずじまい。「幽霊酒」のトリックも「なんだかなぁ」という感じ。「カステイラ」から「ケイク」が少しずつ見えてきたことだけが進展といえば進展。読んだ後が、スッキリしないので、感想もスッキリしてません。ゴメンナサイ。2017/04/12
たち
40
お兄さんが最期に食べたものが、ケイク(ケーキ)と分かり、探索を続ける魚之進さん。今回も色々なものを食べましたね。中でも面白かったのは、「幽霊酒」でしょうか。やたらと酔っぱらう酒の秘密が意外でした。さて、次巻で、いよいよ魚之進さんはケーキを食べることが出来るのでしょうか。2017/05/28
kagetrasama-aoi(葵・橘)
38
「隠密味見方同心」第七巻。表題の第一話の「絵巻寿司」が歌舞伎役者や絵師が登場して、とっても面白いです。魚之進を助ける岡引の麻次は二つ名が “にゃんこの麻次” なんですが、国芳との絡みが凄く良いですよね😆💕✨第四話の「幽霊酒」江戸の当時が思い浮かぶトリックでこちらも好みの話です。そしていよいよ兄の事件の手懸りが!…と言う所で次巻へ。2023/03/12
たち
37
再読ですが、やっぱり「幽霊酒」が面白い。江戸ならではのトリックはとても良く出来ていました。深酒した次の日でも、体調がいいのですから、ある意味、最高の飲み屋ですね。2022/11/27
ベルるるる
32
魚之進の頭脳明晰さ、かわいさ、純情さ・・・そういうのが今巻では消えちゃってた気がする。残念だったな。2017/04/18