講談社文庫<br> つぼみ茸ムース―The cream of the notes〈5〉

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講談社文庫
つぼみ茸ムース―The cream of the notes〈5〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062935579
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

祝デビュー20年! ベストセラ作家が書下ろす知的・端的エッセィ100。森博嗣は軽やかに「常識」を更新する。なんとか今まで生きてこられたのは、とにかく頑張らなかったからだ――。今年デビュー20年を迎えたベストセラ作家・森博嗣の100のつぶやき。ネット萌芽期の素晴らしさから時間を貯めることの意味、自身のヨーグルト好きまでを縦横無尽に考察する。読むとなんだか自由な気持ちになっていく人気シリーズ第5弾!

まえがき
1 あのときやっておけば良かったな、と思ったときにやりなさい。
2 けんもほろろに生きていきたい。
3 何ですか? 決定力不足って。
4 「俺の気持ちがわかってたまるか!」への返答は?
5 いらいらする人でないと合理化の工夫をしない。
6 「やらなければならない」は、「やれば良い」ではない。
7 「12%でなければ書かない」は、「12%なら書く」ではない。
8 死者を毎回出す祭りは、伝統よりも大事なものを忘れている。
9 「学びたい」に潜む「誰かに教えてもらいたい」気持ちが不純。
10 「強い意思」とは何か、頑固と何が違うのか?
11 踊らされたくないけれど、踊っている人たち。
12 感情は、なくてはいけないものなのか?
13 どんな社会が好きか、ではなく、どうすれば良くなるのかを考えよう。
14 お金をもらうために仕事をする人の方が、安心して依頼できる。
15 友人が少ない僕です。
16 だいぶ小説の書き方がわかってきた。そろそろ本気を出すか。
17 事実と意見と願望を区別していますか?
18 頑張っている若者がいると喜ぶのは、年寄りだけ。
19 自分の夢のために、子供を道連れにしないように。
20 あまりにも多すぎる「ありがとう」の応酬について。
21 自分の好みの情報ばかり集める危険性について。
22 ネットで多いのは、「発信」ではなく「転送」である。
23 立派で綺麗な話ばかりでは、誰も信用しなくなる。
24 男の子が自動車の絵を描きたがる理由。
25 作業の手順を自分で考える癖をつけることの大切さ。
26 どうしてみんな食事の時間を合わせるのだろう?
27 小説に必要なことは、読めることと、新しいことである。
28 「不透明」って、しっかりと見える状態のこと?
29 最近いらいらしなくなったが、たまにはした方が良いかもしれない。
30 お金がないから我慢しよう、というのは「我慢」なのか?
31 理系の雰囲気を、方程式の名称や数学者名で出そうとするのは非理系。
32 いつまでも変わらない、と思ってしまう信仰。
33 重くて安い材料の購入が一番大変。
34 人間いろいろいる、一律になるな、などはもう書かなくても良い?
35 約束は自分の意思だけでするものではない。この勘違いが多い。―他―


森 博嗣[モリ ヒロシ]
著・文・その他

内容説明

なんとか今まで生きてこられたのは、とにかく頑張らなかったからだ―。デビュー二十年を迎えたベストセラ作家・森博嗣の一〇〇のつぶやき。ネット萌芽期の素晴らしさから時間を貯めることの意味、自身のヨーグルト好きまでを縦横無尽に考察する。読むとなんだか自由な気持ちになっていく人気シリーズ第五弾!

目次

あのときやっておけば良かったな、と思ったときにやりなさい。
けんもほろろに生きていきたい。
何ですか?決定力不足って。
「俺の気持ちがわかってたまるか!」への返答は?
いらいらする人でないと合理化の工夫をしない。
「やらなければならない」は、「やれば良い」ではない。
「12%でなければ書かない」は、「12%なら書く」ではない。
死者を毎回出す祭りは、伝統よりも大事なものを忘れている。
「学びたい」に潜む「誰かに教えてもらいたい」気持ちが不純。
「強い意思」とは何か、頑固と何が違うのか?〔ほか〕

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
作家、工学博士。1957年12月生まれ。名古屋大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケンイチミズバ

68
53の感想が言えない人たちの指摘、本を読んだ多くの人はあらすじを語るばかりで自分の意見、つまりは感想がいえない。あらすじに触れずに感想が言えないのは馬鹿の反応って、先生、厳しすぎる。世の中の読者の全てが先生と同じ頭脳レベルでは動いていないことを知るべきだし、日本という国のシステムが考えずともうまく作動する良い国であることがわかってない。おめでたい国で国民が馬鹿になって・・・・あれ?って言われることもあるけれど、それはいいことなんじゃないかと私は思っています。あとがきが羽海野チカさんのマンガがほのぼの。2016/12/30

佐島楓

64
私は長年のファンだが、本作を読んで作品についての謎がいくつか解けた。ただ、ある程度以上思い入れがある読者に向けて書いていらっしゃるという印象は、このシリーズについては変わらない。2016/12/26

Y2K☮

50
ある種の人は読んだら反発しそうなエッセイ集。この綻びの無さはプラモデルを塗装する際に隙間をパテで埋める感じ。でも明確な理由があれば反対していいのだ。それが頭の悪い証拠なんて悩まなくていい。知的な著名人の発する情報に迎合せず、己の意見を尊重すべしと著者は喜ぶだろう。文系文系云われてきた自分にも「ん?」という箇所があった。でも別の章では「この考えが一緒の人に初めて出会った!」という驚きも。大切なのはフェアな判断。そこに文系も理系も無い。表に出すか否かは別にしても、内なる本音を重んじる素直な”森系”でありたい。2017/01/02

とびほびこび

40
傾倒するわけでも嫌悪するわけでもない、客観的に日々思うことを書き連ねた氏の思考の一片を垣間見ることが出来た。タイトルがもたらす意味を探るも、面倒くさくなったので辞めた。多分そういう類ではないと感じたから。吉本ばななと羽海野チカは遠い存在、自分から遠い才能に触れることが芸術の醍醐味、心得ておこう。「感想」が言えない人たちの章は心の棘として引っ掛かった。2018/03/06

ミーホ

39
クリームシリーズ大好き。テーマが特にないところが。いつも「へ~」「ほほぅ」と読んで、何かいらないものが濾過されて取り除かれたたようなスッキリした気分になる。今回はタイトルもカバー絵も普通~このまま奇を衒わずタラタラと続いていってほしいなぁ。唯一何故かハッとしたのが34の「社会の一律性が崩壊している」のくだり。なにか日常で感じてる事とリンクしたっぽいが、これといったエピソード浮かばずw 作家じゃないから言葉にできなくても何かを感じることができればよいのです。←影響受けてるwww2017/01/30

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