出版社内容情報
平岩 弓枝[ヒライワ ユミエ]
著・文・その他
内容説明
南町奉行所内与力・隼新八郎は、女中だったお鯉の家からの帰路、辻斬りの現場に遭遇する。殺されたのは本石町鶴丸屋の当主・清兵衛だった。新八郎はすぐに下手人の探索を始めるが、今度は成子坂で首なし死体が見つかった。二つの殺しは、やがて大奥へと結びついていくが。人気シリーズの記念碑的第一作。
著者等紹介
平岩弓枝[ヒライワユミエ]
東京生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を受章、1998年第46回菊池寛賞を受賞、2004年文化功労者に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
59
面白かったです。隼新八郎と女中・お鯉とのわりなき仲と大奥での殺人事件を絡めた時代ミステリーでした。時代背景と内容に若干ズレを感じましたが、それはそれでこの物語の味だと思えば気になりません。新八郎の存在感がもう少し欲しかったですが。シリーズを追いかけてみようと思います。2020/11/11
タツ フカガワ
15
11代将軍家斉のころ、南町奉行根岸肥前守のもとで表沙汰にできない犯罪を探索する内与力隼新八郎のシリーズ1作目は、大奥を舞台にした殺人事件と隼家の元奉公人お鯉とのわりない仲を絡めたミステリー。新八郎の存在感が少し物足りなかったけど、楽しく読み終えました。2020/04/14
Makoto Yamamoto
12
御宿かわせみシリーズは明治になってしまって、こちらのシリーズに。 著者が昨年亡くなっているので、追悼の意味も込めて読み始めている。丁寧な表現でミステリーを追っかけて行くのもなかなかいいもの。 これからお鯉との関係がどうなるか期待してしまう。2024/02/11
natsu
5
図書館本。シリーズものはあまり得意ではないが面白そうなので読んでみた。途中までは余り引き込まれず惰性読みしていたけど、途中から面白くなってきて一気に読了。ただ時代背景と内容がいまいちしっくりこなかった・・・。ただ、一巻完結のようなので、二巻以降も読んでみてもいいなと思った。2017/10/20
ゆきまる
4
出てくる人が多くて、ストリーが理解しずらかった。さあ、次回からはどうだろうか?2020/04/07