講談社文庫<br> 海と月の迷路〈下〉

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講談社文庫
海と月の迷路〈下〉

  • 大沢 在昌【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 講談社(2016/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062935098
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

軍艦島での不審死に疑問を持った赴任したばかりの警察官・荒巻はみずから調査に乗り出すが……。大沢ハードボイルドの到達点!もう誰も信用できない? 疑心暗鬼になる「軍艦島」のなかで、ひとつの正義を貫くことはできるのかーー。若き警察官・荒巻の”許されざる捜査”は、「全島一家族」を標榜する島に波紋を広げる。八年前にも小女が水死しており、裏には信じがたい事実が秘されていた。密室ともいうべき島でつながる二つの不審死。その謎を解く鍵は、満月の夜にあった。著者の新境地に達するハードボイルドの最高峰。吉川英治文学賞受賞作

第六章 逮捕
第七章 容疑者
第八章 疑惑
第九章 捜査
第十章 協力者
第十一章 満月
第十二章 犯行
第十三章 情報
エピローグ


大沢 在昌[オオサワ アリマサ]
著・文・その他

内容説明

若き警察官・荒巻の“許されざる捜査”は、「全島一家族」を標榜する島に波紋を広げる。八年前にも少女が水死しており、裏には信じがたい事実が秘されていた。密室ともいうべき島でつながる二つの不審死。その謎を解く鍵は、満月の夜にあった。新境地に達するハードボイルドの最高峰。吉川英治文学賞受賞作。

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年、愛知県名古屋市出身。慶應義塾大学中退。’79年、小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。’86年、「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞。’91年、『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門。’94年、『無間人形―新宿鮫4』で直木賞。2001年、’02年に『心では重すぎる』『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。’04年、『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞。’10年、日本ミステリー文学大賞を受賞。’14年には『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

117
後半は、主人公の若手警察官が自分の考え方あるいは正義感での事件解決を図っていく話で、しかも島の中を縦横に駆け巡っていくので様子がよくわかります。犯人像は予想よりもあっけなかったという感じでしたが、軍艦島の様子がよくわかりました。2018/12/18

エピファネイア

81
警官として正しいことをしただけで村八分ならぬ島八分にされる。そんな理不尽がまかり通る島。相棒であるべき先輩警官は島を平穏に保つため長いものには巻かれ臭いものには蓋をするという処世術を身につけた。それは立場の弱い者(組夫)を犠牲にした平穏でしかない。そんな島の事情を頭では理解しながらも警官として人としての正義感を貫き島で起こった女子生徒の不審死を根気よく調べる荒巻。その執念がやがて島民をも動かしおぞましい連続殺人事件を暴いていく。軍艦島のこともよくわかったし至福の読書タイムとなった。吉川英治文学賞受賞作。2025/06/23

森オサム

77
下巻読了。上巻ではゆったりしていた物語は、下巻に入り展開のスピードを上げて行く。島民の対立の様子や、犯人捜しが丹念に描かれるが、あくまでも主題は主人公荒巻の若さである。情熱、正義感、後先考えない暴走…若気の至りと言えば、正にその通り。この周りを滅茶苦茶に巻き込む新米警官に共感出来るか、それとも事なかれ主義の先輩警官に共感するか、途中までは読んでいて複雑な心境でした。しかし、犯人が分かってからクライマックスまでの圧倒的な迫力、ラスト数行からエピローグに至る情感には、すっかり痺れた。私はこの作品、良いと思う。2020/05/18

naoっぴ

74
閉鎖的な島の中で中立を保とうとする荒巻は、島の住人の反発にあいとうとう四面楚歌の状況に。狭い人間関係での排他的な雰囲気に、こちらまで身が縮む思いになるが、それでもひとりで捜査を続ける芯のある男気が立派だ。いがみ合う人間関係をどう打開するのか、そして誰が犯人なのか気になってどんどん読める面白さがある。軍艦島ならではの地形を生かした推理で島の様子もよくわかるし、台風時はさぞかし怖いことだろう、などと軍艦島に俄然興味がわいてくる。いつか見に行きたい。2019/07/02

タツ フカガワ

69
昭和26年と34年に軍艦島で起きた13歳少女の死に共通するのは、どちらも満月の日の犯行で髪が一握り切り取られていたことだが、そこに敗戦前後の東京で同様の手口で5人の少女が犠牲になった事件があったことを荒巻は知る。だが物証はゼロ、公に事件性を訴えることはできない。島内で次第に孤立していく荒巻。そうした状況を突破する圧巻のクライマックス、お見事な警察小説でした。アンソロジーで短編は読んでいましたが、大沢作品、これから追いかけてみようと思います。2025/01/28

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