講談社文庫<br> ほんまにオレはアホやろか

電子版価格
¥660
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

講談社文庫
ほんまにオレはアホやろか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062933698
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報



水木 しげる[ミズキ シゲル]
著・文・その他

内容説明

子供の頃から勉強嫌い。就職してもすぐにクビ。戦争で片腕を失い、九死に一生を得るも赤貧時代が待っていた。だけどクヨクヨする必要はない。それはそれなり、救いがあるものなのだ。激動の昭和史と重ねつつ、『テレビくん』で講談社児童まんが賞受賞までを綴ったおとぼけ自伝。超ユーモラスな文章の中に隠れた、独特で深遠な「幸福哲学」。オリジナルイラストカードつき!

目次

「こいつあ、アホとちゃうか」
へんな美術学校
落ちたのは一人
男らしい仕事?
靴をはかずに新聞配達
ドロボウと流行歌手
夜なら頭がサエると、夜間中学に
支那通信
ぼくは落第兵
エプペとなら〔ほか〕

著者等紹介

水木しげる[ミズキシゲル]
1922年生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、激戦地であるラバウルに出征。爆撃を受け左腕を失う。復員後紙芝居画家となりその後、貸本漫画家に転向。1965年、別冊少年マガジンに発表した『テレビくん』で第6回講談社児童まんが賞を受賞。1989年『コミック昭和史』で第13回講談社漫画賞を受賞。1991年紫綬褒章、2003年旭日小綬章を受章。同年、境港市に水木しげる記念館が開館。2007年、仏版「のんのんばあとオレ」が仏アングレーム国際漫画祭最優秀賞を受賞。2008年、仏版「総員玉砕せよ!」が同漫画祭遺産賞を受賞。2010年、文化功労者顕彰。2015年11月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おか

75
アメリカに行って2年になる娘家族五人の中で たった一人 ずっとアメリカに住みたいと言っている小4の孫息子 これがこの表紙の男の子にそっくりなので 本人にも読ませたいと思って購入。ご存知水木しげるの子供時代から1978年迄の破天荒な生活を書き綴った物。まだ彼には早いかなぁと思いつつ いつか読んで欲しいと思い 向こうに送ることにした^_^日本に帰って来ても あほだ!と言われることを恐れずに 自分の道を進んで欲しいなぁ まぁ 娘は 今は良いけど日本に帰って来た時 頭をかかえるかもしれませんが 笑2018/03/17

五右衛門

52
読了。戦争マンガは以前に読んだことがあったのですが読み物としては初めてでした。以前から変わった人柄とは聞いていたし朝ドラでも見ていましたが改めて読むとそんなに変わってはいないような気がしました。しかも栞の代わり?に「好きなことを 頑張りなさい」と書いているものが挟まっていました。本棚の最前列に飾っています。本物とはこのようなヒトの事を言うのでしょうね。2018/01/29

Pー

25
水木さん、貴方は“アホ”じゃないですよ。確かに高校受験で落ちまくったけど、実に沢山の本を読んでるじゃないですか。哲学書から心理学、宗教学、美術・芸術等々といった心の学問に大きな関心を持った幼年期から青年期を過ごす。戦時には激戦地ラバウルに行って片腕をなくしながら現地の女性に惚れたりといった実に数奇な人生経験を送る。そして戦後は、紙芝居作家から貸本漫画作家、そして有名な妖怪漫画へと絵と物語を描くことに命を懸け、あの「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズまでの苦闘の半生を語った自伝書。読んで退屈しません!2016/10/13

まめ

19
『ゲゲゲの鬼太郎』でお馴染みの水木さんの自叙伝。私自身、妖の類が大好きなので水木さん自身にも興味が湧いて読んでみたが、まさかこんなに飄々とされている方だとは!まともに卒業したのは小学校のみで、学校でも軍でも働き始めてからもアホ扱いされていた著者。だが当の本人は、それを気にかけるでもなくやりたいことをやっているのがまずすごい。それに、戦争経験も含め壮絶な出来事に巻き込まれまくりの人生なのに、まるで普段の日記のような軽さでサラッと書いていて、最初から最後まで一切の悲壮感がない。すごい。この人はすごい。2018/04/10

流石全次郎

18
中学校の図書室で借りて読んだ本、令和の時代文庫版でみかけて半世紀ぶりの再読。当時の中学生の頃と同じ目線で読めた・・・・かな?水木しげるさんの生い立ち、やさしい自伝。意識してなのか、本当の人柄なのかつらそうな出来事もケセラセラでまとめられています。半世紀ぶりの再読、とてもよかったです。2023/06/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10910342
  • ご注意事項

最近チェックした商品