講談社文庫<br> 愛の夢とか

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講談社文庫
愛の夢とか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062933681
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

なにげない日常の光、ささやかな愛、孤独。美しい言葉で、言葉にならないはずのものを描く奇蹟のような7編。谷崎潤一郎賞受賞作。あのとき、ふたりが世界のすべてになった――。ピアノの音に誘われて始まった女どうしの交流を描く表題作「愛の夢とか」。別れた恋人との約束の植物園に向かう「日曜日はどこへ」他、なにげない日常の中でささやかな光を放つ瞬間を美しい言葉で綴る。谷崎潤一郎賞受賞作。収録作:アイスクリーム熱/愛の夢とか/いちご畑が永遠につづいてゆくのだから/日曜日はどこへ/三月の毛糸/お花畑自身/十三月怪談

アイスクリーム熱
愛の夢とか
いちご畑が永遠につづいてゆくのだから
日曜日はどこへ
三月の毛糸
お花畑自身
十三月怪談


川上 未映子[カワカミ ミエコ]
著・文・その他

内容説明

あのとき、ふたりが世界のすべてになった―。ピアノの音に誘われて始まった女どうしの交流を描く表題作「愛の夢とか」。別れた恋人との約束の植物園に向かう「日曜日はどこへ」他、なにげない日常の中でささやかな光を放つ瞬間を美しい言葉で綴った七つの物語。谷崎潤一郎賞受賞作にして著者初の短編集。

著者等紹介

川上未映子[カワカミミエコ]
1976年8月29日、大阪府生まれ。2007年、デビュー小説『わたくし率イン歯ー、または世界』(講談社文庫)が第137回芥川賞候補に。同年、第1回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』(文春文庫)で第138回芥川賞受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』(青土社)で第14回中原中也賞受賞。2010年、『ヘヴン』(講談社文庫)で平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞と第20回紫式部文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

448
「愛の夢」は、よく知られたリストの曲だが、「とか」をつけてしまうところが川上未映子らしいところ。そんなら「とか」って何やのん?と言われても本人も困ってしまうのだろうが、本来完結すべきところで完結せずに、あれこれと思考を巡らせているうちに、どこかに漂着する―それが川上未映子かと。7つの短篇は多かれ少なかれ、何かを喪失する物語でもある。そして、その背後のはるか向こうには3.11の震災が見え隠れもするのだが。巻末「十三月怪談」の最後には、奇妙ながらもほの明るい光が見える。解説もなしという潔さも川上未映子らしい。2017/06/30

ハッシー

234
40代女性のどこか人生を諦観した雰囲気が漂う。 静かに孤独感が語られている。物語が急に好転することも、都合よく主人公が助けられることもなく、ただ淡々と日常が過ぎていく。そんな日々のもの悲しさを綴った作品。2017/01/31

しんごろ

168
表紙とタイトルに惹かれて衝動買い(^^;)何気ない日常生活をここまでさりげなく物語にするのは驚きですね!後々、どんな話だったか忘れそうだけど…(^_^;)『十三月階段』は印象に残りました(^^)ただ、平仮名が多くてちょっと読みづらかったかな(^_^;)2016/05/05

ちゃちゃ

121
自然の脅威を前に、私たちは現実の生が一瞬で崩れ去ってしまう恐怖を経験した。3.11後に発表された短編を含む本作は、生の不安に満ちている。今私たちが生きていることの脆さ、不確かさ。ならば、今ここで感じるものこそが確かな生の感触なのではないか。隣人のピアノの曲が完成したときに交わした口づけの高揚感、「愛の夢とか」。別れた恋人との叶わなかった約束後の淋しさ、「日曜日はどこへ」。生死の境を超えた愛と喪失の哀しみ、「十三月怪談」。言葉にすると瞬時に色あせてしまう感覚や感情を、息苦しいほど鮮やかに切り取った短編集だ。2019/10/22

しいたけ

86
「新しい文体の実験につきあわされているのか?!」と驚きつつ読み進めた。長いうえに捏ねくり回され、主語は何だっけと慌てて戻るような文。同じ言葉の繰り返し。予想もつかない「比喩」「例え」。頭を抱えて考え込んでしまうような登場人物の動き。ふわふわした世界に少しずつ、でも確実に忍び込ませている毒。へんてこりんでカラフルな、耽美でほんの少し淫蕩な独特な世界。咀嚼は人それぞれ、そのときどきで如何ようにも変わるだろう。芸術のような作品だった。2016/05/19

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