講談社文庫<br> 陽炎の門

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講談社文庫
陽炎の門

  • 葉室 麟【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062933612
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

著者史上、最上の哀切と感動が押し寄せる、直木賞作家・葉室麟の傑作! 峻烈な筆で武士の矜持を描き出す渾身の時代長編。著者史上、最上の哀切と感動が押し寄せる、直木賞作家・葉室麟の傑作! 峻烈な筆で武士の矜持を描き出す渾身の時代長編。

下士上がりで執政に昇り詰めた桐谷主水。執政となり初登城した日から、忌まわしい事件が蒸し返され、人生は暗転する。己は友を見捨て出世した卑怯者なのか。三十半ばにして娶った妻・由布は、己の手で介錯した親友の娘だった。自らの手で介錯した親友の息子・喬之助が仇討ちに現れて窮地に至る主水。事件の鍵となる不可解な落書の真相とは――武士の挫折と再生を切々と訴える傑作。 

序盤から畳み掛けるような波乱の展開である。喬之助が差し出した証拠はとても明白なもので、ではなぜ当時それに気づけなかったのか。そして真犯人は誰だったのか。もしも当時の主水の証言が間違っていた場合、藩としても喬之助の仇討ちを妨げられないと家老に言われ、主水はもう一度事件を調べなおそうとする。そこで手がかりになりそうな過去の事件が浮かび上がるが、なぜか邪魔が入り……。(中略)執政の上役たちは皆何かを知って隠しているようだし、主水の監視役に付けられた小姓組の早瀬与十郎も敵か味方かわからないし。そして、犯人につながる手がかりを目の当たりにしたときのサプライズ! さらにそこから……いや、それは書かないでおこう。落書事件の真相探しが、思いもよらぬ大事件に発展するとだけ申し上げておく。(大矢博子・解説より)

葉室 麟[ハムロ リン]
著・文・その他

内容説明

下士上がりで執政に昇り詰めた桐谷主水。執政となり初登城した日から、忌まわしい事件が蒸し返され、人生は暗転する。己は友を見捨て出世した卑怯者なのか。自らの手で介錯した親友の息子が仇討ちに現れて窮地に陥る主水。事件の鍵となる不可解な落書の真相とは―武士の挫折と再生を切々と訴える傑作。

著者等紹介

葉室麟[ハムロリン]
1951年、福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業。地方紙記者などを経て、2005年、『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2007年、『銀漢の賦』で第14回松本清張賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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優希

55
葉室作品にしては珍しく清々しくありませんでした。主人公が影のある人物だからでしょうか。過去の過ちから、後悔しない選択を重ねてきたのが魅力といえば魅力ですね。失敗から何かをやり遂げる力を得るのが凄いなと。2022/08/28

のびすけ

29
執政の座に昇った桐谷主水に待ち受ける危機。主水を陥れるために罠を仕掛けた百足の正体とは?10年前の落書事件と20年前の後世河原騒動に隠された驚愕の真実。派閥抗争、男の友情、武士の矜持。男たちの争いと企みが渦巻く中で、主水の妻・由布の心根の美しさが印象的だった。ミステリ的な趣向もあって、なかなかの読み応えでした。2023/01/07

タツ フカガワ

29
軽輩の身から執政の座へ就いた初めての会議で、桐谷主水は「出世のために友を陥れた」という10年前の風聞が蒸し返される。それをきっかけに窮地に追い込まれた主水は、いまなぜという思いで調べ始めると……。著者の武家ものには“藩内抗争”を背景にした作品が多いけれど、本書は謎解き仕立てを絡めた構成で、後半のよもやの展開が面白かった。2019/07/04

カノコ

29
これは、面白いぞ。帯にあった「著者最高傑作」の文字は、強ち間違っていないかも知れない。若き日に、親友を切腹に追い詰めた男。その友の死は、何者かの奸計だったのか。これは、若き日の後悔や過ちを清算するための、男の追憶の物語だ。男は迷い、惑う。揺るがない心のまま生きていくような潔さは、この作品にはない。けれど、その中でも譲れないものがある、一本筋の通った男の姿はグッとくる。派閥争いあり、剣劇あり、そしてミステリ要素あり。文句無しに面白い。久し振りにページを繰る手が止まらない時代小説だった。2016/08/17

shiozy

28
推理小説仕立てである。藩の執政に抜擢された桐谷主水。そこには不穏な嫉妬が蠢いている。どこにでもある派閥争いであるが、あわや陰謀に巻き込まれるかと思われたが、敢然と立ち向かう主水である。陰謀の真犯人は誰だ? 推測通りあの方であった。推理小説で犯人が推測できる、というのは「弱い」小説であるが、そのあとが素晴らしい。あの方に敢然と立ち向かう武士の矜持。葉室燐の真骨頂だ。2016/04/26

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