出版社内容情報
ソニンとイウォル王子の暮らす国では王が倒れ、隣国との勢力争いが混乱を極める。少女ソニンと次代の王たちの物語が、ついに完結!半島を形作る三国の平和がついに崩れ去る……。ソニンとイウォルが暮らす<沙維>は<巨山>に狙われ、<江南>も争いに巻き込まれる。平和を望む王女・王子たちは、密かに行動を起こし、平和を取り戻そうと動く。少女・ソニンが最終的に選んだ道は? ついに物語が完結する!
はじめに
一 三国の秋
二 訪問者
三 王女の予告
四 返還
五 二つの矢
六 孤立
七 渡り鳥の群れ
八 開戦
九 白い流星
十 復興
十一 手紙
菅野 雪虫[スガノ ユキムシ]
著・文・その他
内容説明
半島を形作る三国の平和がついに崩れ去る。ソニンとイウォル王子が暮らす“沙維”は、半島征服をもくろむ強国“巨山”に狙われ、南の楽園“江南”では、第二王子クワンに地位陥落の危機が。争いは続くが、平和を望む王子・王女たちは密かに行動を起こしていた。混乱の中で最終的にソニンが選んだ道はいったい…!?
著者等紹介
菅野雪虫[スガノユキムシ]
福島県生まれ。2005年「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞し、改題加筆した『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』でデビュー。同作で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
honoka
33
うわ〜終わってしまった。わかり易いだけに刺さる話だ。そして成長したイウォル王子、イケメンクワン王子に有能な側近セオ(「御意」って言う度キュンキュン)までお気に入りだったのに最後までラブは無かった〜。イウォル王子がソニンの手を自分の頰につけて(聞こえるか)と言ったあたりはおっ!と思ったけど。流される7割か。3割在中で棺桶に入りたいなぁ。ムサロス。外伝2冊探そうかな。2017/12/04
yuki@おぐ
26
今の時代に十分通じる物がありました。人は変わらないのだと思う一方で こういう読み物を読んだ子供たちが「7割」にならない事を期待したい。 楽しいシリーズでした。スピンオフも出ているようなので 電子書籍化したら読みたい♪ 2016/07/30
ぐっち
22
本編最終巻!もっと恋愛方面てんこ盛りかと思ってましたが、いつも通り奥ゆかしかった。それでもイウォルが「一番あとまわしで」とソニンに頼んだところは、にやにやがとまりませんでした。三国の関係を今後も見守りたいような、ソニンの今後も知りたいような、もっともっと読んでいたいと思わせるラストでした。外伝も早く文庫で出してほしい。あとムサをもふりたい・・・。2016/05/04
絳楸蘭
20
1巻を読了後に思ったように、イウォル王子と出会ったことでたくさんの人と関わり、多くのことを見て学び成長したソニン。広い世界を知ったからこそ、もっと見識を広げたいと思うのは当たり前のこと。また、ソニンに魅了されて変わったイウォル王子とクワン、イェラ。なんだかんだ言いながら、繋がっているのがいい。さらなるソニンの成長を見たいと思ったのに、これが最終巻とは残念。外伝があるので、そちらの文庫化を楽しみに待つか。2016/03/30
豆乳くま
15
見込み違いの巫女ソニンの物語、完結です。三国統一を目論む巨山王の策略に踊らされる江南と孤立させられる沙維、しかし三国の王子と王女は平和を望みギリギリの攻防の末戦を終結させます。ソニンはやっと独り立ちするのです。巫女にならなかったのは運命、それも含めて天の采配なのでしょうね。2021/08/31