出版社内容情報
民主主義のアップデートは可能か。「空気」を可視化し、合意形成の基礎に据えられないか――刊行時、活発な議論を招いた重要書。民主主義は熟議を前提とする。しかし日本人は熟議が苦手と言われる。それならむしろ「空気」を技術的に可視化し、合意形成の基礎に据える新しい民主主義を構想できないか。ルソーの一般意志を大胆に翻案し、日本発の新しい政治を夢想して議論を招いた重要書。
文庫オリジナルとして政治学者・宇野重規氏との対論を収載。
高橋源一郎氏推薦――「民主主義」ということばは、危機の認識が広がる時、一斉に語られるようになる。現在もまた。この、ある意味で「手垢のついた」ことばを、東浩紀は、誰よりも深く、たったひとりで、原理にまで降り立って語った。時代に先立って準備されていた、この孤独な本は、いまこそ読まれなければならない。
単行本版序文
1
第一章
第二章
第三章
2
第四章
第五章
第六章
第七章
第八章
第九章
第一〇章
3
第一一章
第一二章
第一三章
第一四章
第一五章
文庫版特別掲載 対談 日本的リベラリズムの夢 宇野重規+東浩紀
参考文献
謝辞
文庫版あとがき
東 浩紀[アズマ ヒロキ]
著・文・その他
内容説明
民主主義は熟議を前提とする。しかし日本人は熟議が苦手と言われる。それならむしろ「空気」を技術的に可視化し、合意形成の基礎に据える新しい民主主義を構想できないか。ルソーを大胆に読み替え、日本発の新しい政治を夢想して議論を招いた重要書。文庫化に際し、政治学者・宇野重規氏との対論を収載。
著者等紹介
東浩紀[アズマヒロキ]
1971年東京都生まれ。哲学者・作家。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。株式会社ゲンロン代表、同社発行『ゲンロン』編集主幹。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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