出版社内容情報
幸徳秋水らが処刑された大逆事件から生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯を通して今に続くこの国の闇を浮き彫りにする。百余年前、明治天皇の暗殺を企てたとして、幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた「大逆事件」。事件をでっちあげて、時代の風潮を変える“国策捜査”はこのとき始まった。事件に連座し無期懲役となるも、23年間の獄中生活に耐え、75歳で再審請求の訴をおこし、89年を生き抜いた坂本清馬の凄絶な生涯を描く!
鎌田 慧[カマタ サトシ]
著・文・その他
内容説明
百余年前、明治天皇の暗殺を企てたとして、幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた「大逆事件」。事件をでっちあげて、時代の風潮を変える“国策捜査”はこのとき始まった。事件に連座し無期懲役となるも、23年間の獄中生活に耐え、75歳で再審請求の訴をおこし、89年を生き抜いた坂本清馬の凄絶な生涯を描く!
目次
我、唱和せず
首魁と書生
恩命特赦
封印列車
死刑執行
不浄門
邂逅
革命修行
熊本時代
赤旗事件
多情多恨
放浪
恋と革命
逮捕
韓国処分
秋田監獄
獄中闘争
いごっそう
南国土佐
転向
家庭生活
再審請求まで
市民運動
廬山は烟雨
再審ならず
遺言
著者等紹介
鎌田慧[カマタサトシ]
1938年、青森県弘前市生まれ。ルポライター。トヨタの季節工として働いた経験をルポした『自動車絶望工場』(’73)で注目を浴びる。’90年、『反骨 鈴木東民の生涯』で新田次郎文学賞、’91年、『六ヶ所村の記録』で毎日出版文化賞を受賞するなど著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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