出版社内容情報
堀川 惠子[ホリカワ ケイコ]
著・文・その他
小笠原 信之[オガサワラ ノブユキ]
著・文・その他
内容説明
原爆が炸裂したあの日も、チンチン電車は広島の街を走っていた。運転士と車掌の多くは14~17歳の女学生たち。兵隊に取られた男たちの代わりを務めていたのだ。本書は、彼女らが通った「幻の女学校」の存在を明らかにし、徹底した取材で、少女たちの青春と、8月6日のヒロシマを記録する。待望の文庫化!
目次
第1章 「幻の女学校」との出会い
第2章 広島電鉄家政女学校開校
第3章 女学生運転士の誕生
第4章 青春の日々
第5章 軍都・広島とチンチン電車
第6章 八月六日、午前八時十五分
第7章 地獄絵のなかを
第8章 復旧電車が走る
第9章 女学生たちの六〇年
著者等紹介
堀川惠子[ホリカワケイコ]
1969年広島県生まれ。ジャーナリスト。『チンチン電車と女学生』を皮切りにノンフィクション作品を次々と発表。『死刑の基準―「永山裁判」が遺したもの』(日本評論社)で第32回講談社ノンフィクション賞、『裁かれた命―死刑囚から届いた手紙』(講談社)で第10回新潮ドキュメント賞、『永山則夫―封印された鑑定記録』(岩波書店)で第4回いける本大賞、『教誨師』(講談社)で第1回城山三郎賞を受賞
小笠原信之[オガサワラノブユキ]
1947年東京都生まれ。北海道新聞記者を経てフリーに。東京大学客員教授。『塀のなかの民主主義』(潮出版社)は第9回潮賞ノンフィクション部門優秀作を受賞。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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