講談社文庫<br> 大幽霊烏賊〈上〉―名探偵 面鏡真澄

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講談社文庫
大幽霊烏賊〈上〉―名探偵 面鏡真澄

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  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062931243
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

昭和初期、日本初の精神科専門病院で起きた凄惨な事件。その背後に隠された忌まわしい過去とは? 『脳男』の首藤瓜於が放つ衝撃作!昭和の初め、日本の精神医学界を黎明期からリードしてきた養父院長が作り上げた愛宕市の葦沢病院。その数ある病棟のなかでもとりわけ厳重な隔離室には不思議な患者がいた。新米医師の使降醫は、博覧強記の天才・面鏡真澄とともに謎の患者の正体を探るが……。現実と非現実が錯綜する精神医学ミステリー。

【第一部】
1 理想の大病院
2 北第六病棟の「黙狂」
3 居心地の良い下宿。養父院長の悩ましい立場について
4 忙中閑なし
5 三狂人
6 一夜のうちに天女と悪鬼とを見る事
7 謎は深まるばかり
8 副院長は働き者
9 天草の水主
10 新米医者奮闘す
11 エーハブ船長がマストに打ちつけたのは金貨だったか銀貨だったか
12 めまいのする散歩
13 疑問と考察
14 もちろん、女さ!
15 混乱
16 『ベートーベン・フリーズ』
【第二部】
1 大幽霊烏賊


首藤 瓜於[シュドウ ウリオ]
著・文・その他

内容説明

昭和の初め、日本の精神医学界を黎明期からリードしてきた養父院長が作り上げた愛宕市の葦沢病院。その数ある病棟のなかでもとりわけ厳重な隔離室には不思議な患者がいた。新米医師の使降醫は、博覧強記の天才・面鏡真澄とともに謎の患者の正体を探るが…。現実と非現実が錯綜する精神医学ミステリー。

著者等紹介

首藤瓜於[シュドウウリオ]
1956年栃木県生まれ。上智大学法学部卒業。会社勤務等を経て、2000年に『脳男』で第46回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiDON

46
理想の精神病院と言われる芦澤病院に着任となった使降と面鏡。そこに入院するくせのある患者達。病棟の奥の「立ち入るべからず」と貼り紙がされた部屋にいる「黙狂」。何かが起こりそうな不穏な空気をはらみつつ、物語は進んでいく。気になる「黙狂」の謎を追いかけるのも、ドキドキするけど、患者達の精神世界も物語のスパイスになっている。現実の世界にいるのに、白昼夢を見ているような非現実感がとっても不思議な感じがする。下巻へ突入。2016/07/30

mihya

35
私は何を読んでいるんだろう…って思いながら読んだけど、とうとう分からぬまま上巻が終わった。 老鼠さんの話が面白い。2025/01/17

よむヨム@book

9
★★★☆☆ 星3つ 葦沢病院という公立の精神障害者施設を舞台に、「黙狂」という人物をめぐり、精神科医『使降 醫』が謎を暴いていく物語。 しかし、「名探偵 面鏡真澄」とサブタイトルにあるのに余り出番がないのが、ちょっと残念。2023/08/30

ぶうたん

4
単行本で読んでるのに全く覚えてない。文庫では上下巻になっており、上巻は戦後すぐの精神病院を舞台にした話。犯罪はないものの、患者に関しての謎はある。ただ、現時点では何も解き明かされず、全貌は見えない。30年後の章が始まったと思ったら捕鯨の話となり,最後には巨大烏賊が登場して上巻の終わり。いやあ、こんな話だったかな。2023/04/09

M.I

4
主人公の口調(独白含む)がいや、確かこの人は医者だったから・・と思い直さないと学生か少年のようなのだけれど、後篇を読んでそのあたりはそんなものかと。 奇々怪々な人物の描写に起こる事件や怪異が霞むくらいだ。 2015/06/29

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