講談社文庫<br> 背中の記憶

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講談社文庫
背中の記憶

  • 長島 有里枝【著】
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  • 講談社(2015/07発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062931083
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

写真家が描く情景は、誰もがもつ過去を揺さぶり、心を切なく締めつける。講談社エッセイ賞受賞作。ふと立ち寄った本屋で手にした画集。描かれた女性に、わたしは大好きな祖母の姿を見た。団地で出会った初恋の少年。こしゃくで大好きなおとうと。いつも祖母の家にいたマーニー……。写真家の鋭い目と丁寧な筆致が、鮮やかな過去の情景をよみがえらせる。誰もの感情をゆさぶる第26回講談社エッセイ賞受賞作。

背中の記憶
はやくとかわいい

カタツムリのなみだ
マーニー
タアちゃん
おとうと
ねんね
はつこい
やさしい傷あと
treasure hunting
ホリデイ in 高崎
a box named flower
あとがき
文庫版あとがき


長島 有里枝[ナガシマ ユリエ]
著・文・その他

内容説明

ふと訪れた古書店で見つけたアンドリュー・ワイエスの画集。わたしの頭に浮かんだのは、タバコをふかす祖母のやわらかな背中だった。写真家の穏やかな目線がすくいとる過去は、なぜか今を生きる私たちの心を震わせる。いくつもの家族と子どもの風景を、丁寧な筆致で描く傑作。第26回講談社エッセイ賞受賞作。

目次

背中の記憶
はやくとかわいい

カタツムリのなみだ
マーニー
タアちゃん
おとうと
ねんね
はつこい
やさしい傷あと
treasure hunting
ホリデイin高崎
a box named flower

著者等紹介

長島有里枝[ナガシマユリエ]
写真家。1973年、東京都中野区生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。California Institute of the Artsファインアート科写真専攻修士課程修了。’93年、家族とのヌードポートレイトでアーバナート#2展パルコ賞を受賞しデビュー。2001年、写真集『PASTIME PARADISE』(マドラ出版)で、第26回木村伊兵衛写真賞受賞。初のエッセイ集となる本作で、第23回三島由紀夫賞候補、第26回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tui

20
子ども時代の記憶、祖母との確執、母親としての世界の見えかた。どれも、ものすごく写実的な文章。同じ写真家である植本一子のエッセイと似た風味だなと思ったら、あるエピソードのなかで、実際ある男性同業者にそう言われたと書かれていた。血縁の持つ愛と憎しみ。植本一子のそれよりはややマイルドな読み心地です。2019/12/02

みずいろ

10
一度も蓋をあけてこなかった記憶のいろいろが、ぶわっと一気に色と香りをとりもどして私を取り囲んだ。本書を読むことは、蓋を開けるという行為でもあった。弟と叔父のことをかいた部分がとくに良かった。覚えていることが救いであろうとなかろうと、記憶はそれだけでこんなに香ってひとを酔わすのだからすごい。涙が出た、あらがえやしない。2016/01/04

しょうご

7
第26回講談社エッセイ賞受賞作です。 写真家さんのエッセイということで、まるで写真を眺めるように、時間を切り取っているような印象を受けました。 こういう文章を解像度が高いというのだと納得しました。2024/03/05

月長

7
年内滑り込み読了。この本から感じるのは、幼い頃に感じていた何気ない感情の機微。普通ならいつの間にか忘れてしまうような思考を思い直す一冊だった。2022/12/31

ほし

7
長島有里枝さんは好きな写真家のひとりです。デビュー当初は家族と自らのヌードフォトというセンセーショナルなテーマで話題となり、その後時を経ていつからかとても穏やかで静けさが感じられるような、しかしその中に強い芯を感じるような写真を撮られています。 そんな長島さんが書かれた本書は、自らの幼年時代を中心に、家族や友人達との交流を描いたものです。子どもの眼差しでみつめる、不器用で不恰好な大人たちや、ささやかな恋心、友情。この本を読むと、誰しもが自らの遠い日に思いを馳せるのではないでしょうか。美しい本です。2019/01/15

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