出版社内容情報
鎌倉時代成立の代表的説話集。貴族・聖から庶民までが登場し、さらに震旦・天竺の面白話まで収集される。底本は古本系統『伊達本』。鎌倉時代前期に成立した代表的説話集の一つ。上巻に引き続き人の耳目をひく話を集める。都の巷から鄙の里、震旦・天竺まで、世の奇異なものへと開かれる好奇心。仏菩薩の霊験には純朴な感情で、えせ聖や詐欺師・幻術師の行為には分別わきまえた言葉で、民衆の反応がさまざまに語られる。古本系統『伊達本』を底本として94話を全訳・解説。
高橋 貢[タカハシ ミツグ]
著・文・その他
増古 和子[マスコ カズコ]
著・文・その他
内容説明
鎌倉時代前期に成立した代表的説話集。上巻に引き続き人の耳目をひく話を集める。都の巷から鄙の里、震旦・天竺まで、世の奇異なものへと開かれる好奇心。仏菩薩の霊験に純朴な感情で、えせ聖や詐欺・幻術師に分別の言葉で、民衆の思慮がさまざまに語られる。歴史的事件の真相話などを含む九四話を収録。古本系統『伊達本』を底本として全訳・解説。
目次
猟師、仏を射る事
千手院の僧正、仙人に逢ふ事
滝口道則、術を習ふ事
宝志和尚の影の事
越前敦賀の女、観音助け給ふ事
くうすけが仏供養の事
つねまさが郎等、仏供養の事
歌読みて罪を免さるる事
大安寺の別当の女に嫁する男、夢見る事
博打の子、聟入りの事〔ほか〕
著者等紹介
高橋貢[タカハシミツグ]
1932年生まれ。早稲田大学大学院修了。梅光女学院大学教授、専修大学教授を歴任。文学博士
増古和子[マスコカズコ]
1933年生まれ。早稲田大学大学院修了。上野学園大学助教授、国士舘短期大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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