講談社学術文庫<br> 哲学の練習問題

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講談社学術文庫
哲学の練習問題

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062924801
  • NDC分類 104
  • Cコード C0110

出版社内容情報

私たちの身体と心には、まだ開発されていない能力が無数にある。具体的なエクササイズを行えば、そこには未知の自由が待っている!後ろ向きに走ることができますか? たぶん、多くの人は全身に「違和感」が生じて、数メートルも走れたら上出来でしょう。
それが難しければ、今度は横歩きしてみましょう。身体の右を前にしても、左を前にしても、身体は同じように動いてくれるでしょうか。
──本書は、こんなエクササイズを身体だけでなく心や思考にも施して、もっと自由に生きられるようになるための教科書です。
身体にせよ、思考にせよ、私たちにはまだ開発されていない能力が無数にそなわっています。でも、「学習」によっては、それを開発することはできません。大事なのは、能力を作り出すこと。そのために、発達をリセットすること。本書には、それを一人でも実行できる具体的なエクササイズが数多く紹介されています。
経験は「名詞」ではなく「動詞」です。本書を手引きに、触覚とイメージを使ったエクササイズを実行してみれば、今まで知らなかった自由の中にいることが分かるでしょう。それこそが「哲学」の力です。
さあ、未知の自由に向かって一歩を踏み出しましょう!

【本書の内容】
練習問題1 創造性への屈伸運動
練習問題2 浦島太郎の玉手箱の秘密
練習問題3 意味の手前で……
練習問題4 目盛りを変える、目盛りをなくす
練習問題5 見えないのに知っている、触れている
練習問題6 目はいかにして生まれたか
練習問題7 スチュアート君の指先
練習問題8 寺田寅彦とともに
練習問題9 日常性のほんの一歩先
練習問題10 見えないが自明な行為の手がかり
練習問題∞ レッスンの終わりに

はじめに
練習問題1 創造性への屈伸運動
練習問題2 浦島太郎の玉手箱の秘密
練習問題3 意味の手前で……
練習問題4 目盛りを変える、目盛りをなくす
練習問題5 見えないのに知っている、触れている
練習問題6 目はいかにして生まれたか
練習問題7 スチュアート君の指先
練習問題8 寺田寅彦とともに
練習問題9 日常性のほんの一歩先
練習問題10 見えないが自明な行為の手がかり
練習問題∞ レッスンの終わりに
読書案内
あとがき
学術文庫版あとがき


河本 英夫[カワモト ヒデオ]
著・文・その他

内容説明

「後ろ向きに走ってください」、「電灯を見て『光の裏側』をイメージしてください」、「『あっと驚く』を「あ」という文字だけで描いてください」―私たちの中で眠っている能力を目覚めさせ、開発するための練習問題。本書は、もっと自由に、もっと豊かに生きられるようになるためのテキストブックです。レッスンを実践して、今から未知の世界に飛び出そう!

目次

創造性への屈伸運動
浦島太郎の玉手箱の秘密
意味の手前で
目盛りを変える、目盛りをなくす
見えないのに知っている、触れている
目はいかにして生まれたか
スチュアート君の指先
寺田寅彦とともに
日常性のほんの一歩先
見えないが自明な行為の手がかり
レッスンの終わりに

著者等紹介

河本英夫[カワモトヒデオ]
1953年生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程満期退学。博士(学術)。専門は、科学論・システム論・オートポイエーシス。東洋大学文学部哲学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山ろく

14
全72問。「哲学とは」から意識宇宙生命倫理社会とさまざまな領域にわたる。質問に対して2~3頁の回答が示される形式で、息を切らさずに読み続けるのにちょうどいい感じ。受け売りしたくなるが、自力で解けるようになるのが練習問題の目的だとすればそれでいいはず。ポイントとなる文や語句はゴチ表記で目を引く仕かけで、それと別に文中に混じる様々な「定義」が印象的。参考図書への目配りも親切だし、著者の専門はニーチェということなので、これほど読みやすい文章ならそちらの入門書あたりも気になるところ。意味深なイラストも味わい深い。2023/04/09

amanon

8
題名に惹かれて何となし手に取ってみたが、予想以上に刺激的な内容で、理解の程は怪しいながらも、ほぼ一気読み。かなり理系に寄っていて、その辺りは正直読み進めるのが辛かったけれど、その軽妙な文体に助けられて、何とか読みこなせたという塩梅。また、知識を増やすのではなく、発想や思考を柔軟かつ多様にという著者のスタンスには好感が持てた。何かと知識偏重になりがちな自分の読書傾向に対する良い警鐘になったかも?また、芸術関連への言及が比較的多いのも興味深い。哲学ということで片意地貼らずに気軽に手にとって読むのがいいかも。2018/10/05

やまやま

6
単行本の方の感想にも書いたが、用いている感情の種類を数えるというのはかなり面白いエクセサイズであった。文庫版あとがきには、経験の本性を「自己組織化するもの」として考察したとあり、教養形成は知ることよりむしろ「できること」あるいは「手続き的に前に進むこと」とされている。真善美の順は、現代では逆に美善真と考えた方が(何が「正しい」のかよくわからないのだから)課題設定として適当という。言語については、心や意識の表現は、活動態で記述できれば望ましいが、名詞を使わざるを得ず、結果各種の筋違い議論があったとまとめ。2020/01/28

ぷほは

4
すっとぼけた調子のまま突っ走っていってしまわれるので、ランニング中の著者にインタビューしてみるものの、なんだかこちらの質問を全く聞いている気配がないな…と不安がっているうちに家まで辿り着いてしまい「では、続きは次の機会に。」ということで新たな開かれのために閉じられていく。こちらに宿題を出すのも忘れて、さっさと玄関に入っていってしまった。とはいえ前から聞いたような話も続き、アフォーダンスや現象学、認知療法の関連は相変わらず分かったようで分からないのだが、具体例の面白さにうっかりこちらも先を急いでしまうのだ。2021/08/30

いしっち

1
オートポイエーシス。。発達をリセット。。この本すごく面白かったしすごく好きなんだけど、まだちゃんと理解できてない。2回目読みたい。いまとにかく思うのは、うわべだけじゃなくてきちんと発達をリセットできるようになったら人として最強なんじゃないか、ということ。そのために2回目を必ず読む。2019/06/07

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