講談社学術文庫<br> 興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国

個数:
電子版価格
¥1,485
  • 電子版あり

講談社学術文庫
興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月17日 23時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062924665
  • NDC分類 232
  • Cコード C0122

出版社内容情報

古代の最終段階に出現した初めての世界帝国、ローマ。地中海を覆うこの大帝国で一神教世界が誕生し、人類文明は大きな変貌を遂げた!講談社創業100周年記企画「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評につき、第3期刊行スタート。
かつて、政治思想史家の丸山真男は「ローマ帝国の歴史には人類の経験のすべてがつまっている」と語ったという。21世紀の今も、人類の今後を占ううえで、古代ローマの興隆と衰退の歴史ほど参考になるものはないのである。
傲慢なエトルリア人の王を追放したイタリアの小さな都市国家ローマを強大化に導いた、元老院と民衆による「共和制」と、「ファシズム」を合体させた熱狂的エネルギー。猛将・ハンニバルが率いる最大のライバル・カルタゴとの死闘。カエサルとアウグストゥスに始まる帝政。地中海はもちろん、ブリテン島から中東にいたる「世界帝国」の現出。軍人皇帝が乱立する危機と不安の時代。そして、帝国の混乱と東西分裂…。本書では、多彩な人物とドラマに満ちた古代ローマの1000年史を、「古代の最終段階」に現れた世界帝国の興亡史ととらえ、アッシリアやアレクサンドロスに始まる「世界帝国の歴史」の中に位置づける。そして、ローマ帝国が終焉を迎えた時、古代文明はどのように変貌していたのか。
多神教世界から一神教世界への転換、新しい時代へ向かう人間の営み――たんに「衰退」「没落」と言い切れない「古代末期」という時代の可能性を見出しつつ、ローマ帝国史の現代人にとっての意味と、それを知る楽しみを考える。
原本:『興亡の世界史04 地中海世界とローマ帝国』講談社 2007年刊

まえがき
第一章 前一四六年の地中海世界
第二章 世界帝国の原像を求めて
第三章 イタリアの覇者ローマ S・P・Q・R
第四章 ハンニバルに鍛えられた人々
第五章 地中海の覇者
第六章 帝政ローマの平和
第七章 多神教世界帝国の出現
第八章 混迷と不安の世紀
第九章 一神教世界への大転換
第十章 文明の変貌と帝国の終焉
おわりに
年表
主要人物略伝
索引


本村 凌二[モトムラ リョウジ]
著・文・その他

内容説明

古代ローマ史には、「人類の経験のすべてがつまっている」という。都市国家に溢れる「共和政ファシズム」のエネルギー。ハンニバル率いるカルタゴとの死闘。カエサルとアウグストゥスが開いた帝政。人類初の「世界帝国」出現と、一神教世界への転換。そして帝国が終焉を迎えた時、文明は大きく変貌していた―。多彩な人物とドラマに満ちた千年史。

目次

第1章 前一四六年の地球海世界
第2章 世界帝国の原像を求めて
第3章 イタリアの覇者ローマS・P・Q・R
第4章 ハンニバルに鍛えられた人々
第5章 地中海の覇者
第6章 帝政ローマの平和
第7章 多神教世界帝国の出現
第8章 混迷と不安の世紀
第9章 一神教世界への大転換
第10章 文明の変貌と帝国の終焉

著者等紹介

本村凌二[モトムラリョウジ]
1947年熊本県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士(西洋史学)。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授を経て、東京大学名誉教授、早稲田大学国際教養学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TS10

23
古代オリエント世界を制覇した三帝国の継承国として描かれる地中海帝国ローマの通史。流麗な筆運びもあって、とりわけ帝政までの政治史は楽しく読めた。ローマが興隆し、その広大な領土を長く維持し続けることのできた理由は、単なる「中庸」にとどまらずに、相反する原理を必要に応じて表出できたことにあったのではないだろうか。それは、一身にそれらを体現していたカエサルやディオクレティアヌスの偉大さの所以でもある。そう考えるとき、帝国末期のキリスト教拡大の影響は、違った文脈で読むこともできるのではないかと思う。2024/04/17

masabi

15
【概要】ローマ以前の帝国に始まり西ローマ帝国の滅亡までを描く。【感想】共和政から帝政への転換とその前後の時期がおもしろかった。武勲なしに頂点を極めたアウグストゥスについては別の本で深掘りしたい。時代を隔てているとはいえ共和政期と軍人皇帝時代は同じ民族かと疑わしくなるほど混沌の極みである。 2019/07/14

chang_ume

11
シリーズ中で異色の一冊。「ローマ面白人物伝」といったところか。古代ローマの興亡について、社会や経済の構造、または家族構成や芸術文化はほぼ語られず、主要人物のエピソードを時代順に並べた構成。合間に著者のエッセーめいた感想が挿入される。塩野七生本の短縮版という感じでしょうか。固有人名を把握する程度には役立つかもしれない。2020/01/09

ふぁきべ

8
たくさんのローマ史の本をこれまで読んできたが、ローマ帝国が題名にある本を見つけるとどうしても手に取ってしまう。内容的には目新しいところはなく、伝説上のローマ建国から西ローマ帝国崩壊までの長い歴史をこの400ページ程度に纏められているので、思い出しながらおさらいするにはなかなか良かった。最後にローマ帝国が崩壊した理由について簡単に考察しているが、これについてはもっと掘り下げてほしかったが、率直に言って歴史学者の手に負えるものではないような気が最近はしている→2017/11/07

miso soup

7
筆者の想像も入れ混じっている文章だった。ローマの概略を知れたと思う。2020/02/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12220073
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品