講談社学術文庫<br> 世界探検史

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講談社学術文庫
世界探検史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 504p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062924382
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0125

出版社内容情報

壮大なロマン、利潤の追求、宗教的情熱。古今東西の探検家を網羅し、発見と革新に彩られた人類の歩みを通観する、ユニークな世界史。人類の歴史は、未知の大地や秘境に挑む「探検の歴史」であった。個々の探検活動は、一見、いかにも探検家自身の好みによって恣意的に行われているかのようだが、よく見ると、それぞれの時代や社会の要求に応じた行動であって、個々の探検もまた「時代の落とし子」なのである。
本書は、自身も中央アジアを始め各地を踏査したシルクロード研究で著名な著者が、古代から現代に至る古今東西の探検家の足跡を網羅し、文明史の中に探検行動の意味を位置づけるユニークな人類史である。
本書によれば、世界の探検史は6つの時代に区分される。第1期は古代で、太古の人類の移動、フェニキア人の活動、アレクサンドロスの東征、張騫の西方探検、などがこの時代である。第2期は中世で、宗教的な動機からしばしば探検活動が行われ、また、アラブ人や中国人もおおいに活躍した。第3期は、ヨーロッパによるいわゆる「地理的発見時代」で、探検の動機の多くは、商業的利潤の追求だった。第4期は17-18世紀で、未知の航路や沿岸部がくまなく探検され、植民地競争が始まる。第5期は19世紀から20世紀初頭で、植民地競争が激化し、内陸部の調査、地質・動植物・民俗の調査もさかんに行われる。そして、第6期、20世紀には、最後に残された極地、内陸アジア、アフリカ奥地まで解明され、さらに深海や宇宙の探検へと進出しつつあり、探検家は記録を求めて研究探検の領域に入っていく。
〔原本:白水社刊、1969年・1996年〕

序章 世界の探検
第一章 古代人の探検
第二章 中世の探検家たち
第三章 地理的探検時代
      1 地理的発見時代はじまる
      2 インドへの道
      3 新大陸の発見
      4 世界周航の成功
第四章 アメリカの探検
      1 アメリカ探検の進捗
      2 中・南米の探検と侵略
      3北アメリカの探検と開拓
第五章 太平洋の探検
      1 太平洋の発見
      2 南方大陸を求めて
      3 クックの活躍
      4 オーストラリアの探検
      5 ベーリング海の探検
第六章 アジアの探検
      1 東南アジアへの進出
      2 カセイへの道
      3 日本と千島の探検
      4 シベリアの探検
      5 中央アジア
      6 秘境チベット
      7 その他の地域の探検
第七章 アフリカの探検
      1 暗黒の大陸
      2 十八・十九世紀のアフリカ探検
第八章 極地の探検
      1 北東航路と北西航路
      2 北極をめざして
      3 南極の探検競争
むすび 探検時代の終末とこれからの探検
あとがき
年表
人名索引


長澤 和俊[ナガサワ カズトシ]
著・文・その他

内容説明

人類の歴史は「探検の歴史」でもあった。太古の人々の移動に始まり、アレクサンドロスの東征、張騫の西域探検、ヨーロッパによる「地理的発見」、近代の植民地獲得競争。そして二十世紀には、南北の極地やアフリカ奥地までが踏破され、人類は深海や宇宙へと進出していく。有名・無名を問わず、古今東西の探検家の足跡を網羅し、発見と革新の歴史をたどる。

目次

序章 世界の探検
第1章 古代人の探検
第2章 中世の探検家たち
第3章 地理的探検時代
第4章 アメリカの探検
第5章 太平洋の探検
第6章 アジアの探検
第7章 アフリカの探検
第8章 極地の探検
むすび 探検時代の終末とこれからの探検

著者等紹介

長澤和俊[ナガサワカズトシ]
1928年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。文学博士。現在、早稲田大学名誉教授。専攻は東西交渉史、中央アジア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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まーくん

88
古今東西、世界の探検史について網羅的に。マルコ・ポーロ、イブン・バトゥータを除けば古代・中世は軽く、概ね大航海時代以降について詳しい。寡聞にして著者長澤先生は存じ上げなかったが、早大で東洋史の教授を務めシルクロードの調査とかが専門。新装単行本が96年刊だが著者あとがきが69年なので原本はずーと古そう。そのせいか”土人”とか”土民”とか、現在ではちょっとという単語も頻出。まあ”探検”の雰囲気は盛り上がるが…。ロシアのシベリア・アラスカ方面への進出(侵略!)や英国の豪州内陸調査等あまり知られていない話も多い。2021/02/15

Akito Yoshiue

9
個々のエピソードが簡潔にまとめられている。興味のあるものについてはさらに掘り下げていく必要があるだろうが、全体としては満足できる内容だった。2017/09/02

積読0415

7
読了して、「探検」というものの一定のパターンが見えてくる。現代の倫理観を棚上げし、今ホットな火星探検なんかでこれを考えてみる。火星のどこそこに地球のウン万倍の鉱物資源がある、みたいなホラ話を作る。大国のスポンサーを見つける。歴史に名を残したい名誉欲の強いリーダーに声をかける。その下で働くのは軍隊上がりの犯罪者、少なくとも「地球に居るよりマシだ」と考えてくれる連中ならば素晴らしい。・・・大部荒唐無稽な話になったが、人類の活動範囲を広げる「探検精神」のリアルというものに触れることが出来た。2020/12/03

穀雨

7
有史以来、世界各地で行われてきた探検の内容が400ページほどの紙幅にほぼ網羅されている。しかし、そのぶん個々の記述は百科事典のような簡潔なものになりがちで、それが延々と続くので、やや味気ない印象を覚えた。探検の経路図がもっと充実していればと思う。原著は1969年刊ということだが、チンブクツやジェスイット僧といった表現が時代を感じさせた。2017/08/20

影実

3
探検という観点から世界史を見通した一冊。有名無名含めた様々な人物の探検について網羅しているため、全体のまとまりは薄い。最後に年表をつけているのは良いが、1969年の作品を底本としているので正直読みづらい。期待していたのとはちょっと違った。世界探検史を古代、中世(5~15世紀)、15~16世紀末、19世紀~20世紀初頭、20世紀の6期に分類。2018/08/19

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