講談社学術文庫<br> 荘子―全現代語訳〈下〉

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講談社学術文庫
荘子―全現代語訳〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062924306
  • NDC分類 124.25
  • Cコード C0110

出版社内容情報

「無」からの宇宙生成、無用の用、胡蝶の夢……。「一」であり「無」でもある「道」とは何か? 中国古代思想の驚異を熟読玩味する。『荘子』は現在三十三篇本として確立しています。、内篇のみが荘子の自著であり、外篇・雑篇は荘子の弟子・後輩あるいは亜流の作であり、内篇は成立が最も早く価値も最も高く、外篇は成立がやや新しく価値も低くなり、雑篇ともなれば成立が最も新しく価値も最も低いというのが通説です。しかし、訳注者はその内容はどれも興味深いものであるとの立場をとります。
『荘子』には、よく知られた「胡蝶の夢」「朝三暮四」「知魚楽」「万物斉同」「庖丁解牛」「寿(いのちなが)ければ則ち辱多し」「無用の用」などがありますが、西洋哲学を超えるような大変に深い哲学・思想をふくんでいます。
「斉物論」は、中国古代の道家にとって最重要である「道」が「一」であり、また結局は「無」であり、人間の知恵によっては決して把えられない何ものかであるという根本テーゼを始めて定立しました。
宇宙論から人間の生き方、処世から芸事まで、幅広い哲学を展開した、汲めども尽きぬ面白さをもった『荘子』を全編、【総説】【現代語訳】【原文】【解説】を付し、達意の訳文と丁寧な解説で読み解いていきます。
『荘子 全訳注 下』(講談社学術文庫 2014年5月刊)の簡易版です。

【上巻目次】
 始めに
 解説
内篇
  逍遙遊 第一
  齊物論 第二
  養生主 第三
  人間世 第四
  徳充符 第五
  大宗師 第六
  應帝王 第七
外篇
  駢拇 第八
  馬蹄 第九
  〓篋 第十
  在宥 第十一
  天地 第十二
  天道 第十三
  天運 第十四
  刻意 第十五
  繕性 第十六
  秋水 第十七
  至樂 第十八
【下巻目次】
  達生 第十九
  山木 第二十
  田子方 第二十一
  知北遊 第二十二
雜篇
  庚桑楚 第二十三
  徐无鬼 第二十四
  則陽 第二十五
  外物 第二十六
  寓言 第二十七
  讓王 第二十八
  盜跖 第二十九
  説劍 第三十
  漁父 第三十一
  列御寇 第三十二
  天下 第三十三
参考文献


池田 知久[イケダ トモヒサ]
翻訳

内容説明

達意の現代語訳で読む中国古典の白眉。「一」であり「無」である「道」とは何か?「万物斉同」「胡蝶の夢」「朝三暮四」「庖丁解牛」「無用の用」…。深遠な問いと軽妙な文章が説く超俗の思想世界に遊ぶ。存在、宇宙、自然、技術、政治などの森羅万象を究めんとする東洋哲学のはじまりの書である。下巻は、外篇「達生」から雑篇「天下」の十五篇を収録する。

目次

外篇(達生 第十九;山木 第二十;田子方 第二十一;知北遊 第二十二)
雑篇(庚桑楚 第二十三;徐无鬼 第二十四;則陽 第二十五;外物 第二十六;寓言 第二十七;譲王 第二十八;盗〓(せき) 第二十九
説剣 第三十
漁夫 第三十一
列御寇 第三十二
天下 第三十三)

著者等紹介

池田知久[イケダトモヒサ]
1942年生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院博士課程中退。東京大学教授、大東文化大学教授などを歴任。現在、東京大学名誉教授・(中国)山東大学名誉教授。専門は中国思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

記憶喪失した男

17
儒教を知りたければ「論語」だけじゃなくて、「荘子」を読んだ方がよいとは思う。現代日本人には楽しめるだろう。孔子がたくさんでてくる。2017/11/20

吟遊

14
現代語訳だけの、簡易版。すらすら読めて、とても楽しい。解説は専門的に付されていて助かる。2017/09/18

みのくま

8
「荘子」はエピソードの羅列なので、思想書として全体を把握するのは不可能に近い。また反儒教の色合いが強く当時の時代背景を加味しないと、なぜ「無為」や「自然」を強調しているのかが納得しづらい。というわけで「荘子」をちゃんと理解するには二通りのアプローチが必要である。まずは諸子百家の全体から荘子の立ち位置を理解する。孔子や孟子、荀子といった儒家や、荘子のライバル恵施の名家、他に墨子や韓非子なども包括的に勉強しないとならない。当然老子もである。もう一つは荘子がどのように受容されてきたか、という歴史を知る事である。2021/07/25

眉毛ごもら

3
荘子現代語訳の下である。分かりやすいところもあればそうでないところもあり同パターンの人物を変えたものが複数あったりする。孔子は作者の荘周より出番が多いが基本的にメタメタにされます。噛ませ犬ポジである。権力に阿るのはNo!財力にもNo!孔子の敬愛する上古の帝王のやり口も面倒が増えたのでNo!それ以前に自然に道はあるけれども道は見つけられないのだよ。それをさがし続けるには无を……みたいなそんな感じ。聖人になるには難しいね!魍魎の匣に出てきた魍魎についての影と陽炎の噺も出てきたのでおおとなった。読んで良かった。2021/10/13

Darbytime

0
読んで理解しても理解したことを言葉にすると意味がない話。 盗跖が語る人類の歴史は思いっきりルソーの人間不平等起源論のそれ。 理解し実践しようと考えると実践できなくなるという厄介な思想で困る。2017/09/18

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