講談社学術文庫<br> 中世ヨーロッパの騎士

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講談社学術文庫
中世ヨーロッパの騎士

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062924283
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0122

出版社内容情報

十字軍、吟遊詩人、アーサー王物語…。諸国を孤独に遍歴し、王の信頼を争い、強い連帯意識で結ばれていた、馬上の戦士たちの実像。学術文庫ではすでに、『中世ヨーロッパの城の生活』(2005年刊)、『中世ヨーロッパの都市の生活』(2006年刊)、『中世ヨーロッパの農村の生活』(2008年刊)、『大聖堂・製鉄・水車』(2012年刊)、『中世ヨーロッパの家族』(2013年)が刊行されて好評を博している、ギースの「中世ヨーロッパシリーズ」の6冊目。本作では、中世ヨーロッパの軍事を担った「騎士」の実像に光をあてる。
世界の歴史上、さまざまな兵士が世界の戦場で戦ってきたが、活動期間の長さといい、歴史、社会、文化に及ぼした影響の大きさといい、中世ヨーロッパの騎士の右に出るものはない。「騎士」と聞いて思い浮かぶのは、鎧を着けて馬にまたがり、「サー」と呼ばれる戦士の姿だろう。平時は城に住み、野外の騎馬試合と孤独な諸国遍歴に生涯を過ごす――こんな通俗的なイメージは、歴史上に実在した騎士とまったくかけ離れているわけではない。そして重要なことに、彼らは強い連帯意識を持つ階級の一員でもあった。
本書では、中世騎士の登場から、十字軍での活躍、吟遊詩人とアーサー王物語に代表される騎士道物語の誕生、テンプル騎士団などの宗教騎士団、遍歴の騎士から上級貴族にのしあがったイングランドのウィリアム・マーシャルや、ブルターニュの英雄ベルトラン・デュ・ゲクランの生涯、さらに、衰退を迎えた騎士階級が、小説『ドン・キホーテ』に最後の一撃を加えられ、近代社会の中に朽ちていくまでを描く。

第一章 騎士とは何か
第二章 黎明期の騎士
第三章 第一回十字軍の騎士
第四章 吟遊詩人と騎士道の文学
第五章 ウィリアム・マーシャル 全盛期の騎士道
第六章 テンプル騎士団 兵士、外交官、銀行家
第七章 ベルトラン・デュ・ゲクラン 一四世紀の騎士
第八章 一五世紀のイングランドの騎士 
サー・ジョン・ファストルフとパストン家
第九章 騎士道の長い黄昏


フランシス・ギース[フランシス ギース]
著・文・その他

椎野 淳[シイノ ジュン]
翻訳

内容説明

豪壮な城、華麗な騎馬試合、孤独な諸国遍歴―中世ヨーロッパを彩った戦士たち。十字軍やテンプル騎士団の活躍から、吟遊詩人と騎士道物語の誕生、上級貴族にのしあがったウィリアム・マーシャルや、ブルターニュの英雄ベルトラン・デュ・ゲクランの生涯、さらに、『ドン・キホーテ』でパロディ化された騎士階級が、近代の中に朽ちていくまでを描く。

目次

第1章 騎士とは何か
第2章 黎明期の騎士
第3章 第一回十字軍の騎士
第4章 吟遊詩人と騎士道の文学
第5章 ウィリアム・マーシャル―全盛期の騎士道
第6章 テンプル騎士団―兵士、外交官、銀行家
第7章 ベルトラン・デュ・ゲクラン―一四世紀の騎士
第8章 一五世紀のイングランドの騎士―サー・ジョン・ファストルフとパストン家
第9章 騎士道の長い黄昏

著者等紹介

ギース,フランシス[ギース,フランシス] [Gies,Frances]
1915‐2013年。アメリカの歴史著作家。ジョゼフ・ギース(1916‐2006)とともに、中世史に関する著作多数

椎野淳[シイノジュン]
1982年、上智大学外国語学部英語学科卒業。ユニカレッジにて翻訳を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サケ太

25
ヨーロッパに存在した騎士。彼らはどのようにして生まれたのか。そして、彼らはどのように活躍したのか。その始まりから、騎士の物語。テンプル騎士団として活躍したウィリアム・マーシャル。百年戦争でジャンヌダルク登場以前に活躍したブルターニュの英雄ベルトラン・デュ・ゲクラン。その後の騎士という存在の衰退。宗教と結びつかせる事で確立された騎士道だったが、それを理想とされて騎士は美化されていった。それは理想とする近代の兵士を作り出すための方便でもあった。実像を知ることのできる良書。2020/09/15

keint

6
欧州における騎士を時間軸に沿って有名な人物を例に上げながら騎士の変化をまとめている。 西洋史は詳しくないが、騎士の誕生が武士の誕生ににているところもあり、面白く感じた。2019/10/07

さとうしん

6
物語に出てくる理想の騎士や騎士道に対して現実の騎士は……という話なのかと思いきや(まあそういった話が大半を占めるのだが)、アーサー王伝説が当時のブリタニアの実状を反映していないとしつつも、そのアーサー王伝説に出てくる円卓の騎士の影響を受けてガーター騎士団が結成されたり、そうした騎士道文学の語り手である吟遊詩人自身が実は騎士の家の出身であったり、ラストで引かれる『ドンキホーテ』など、現実と物語との関係を考える素材として面白く読んだ。2017/06/18

Chicken Book

5
授業で読んだ。かなり退屈な章もあったけど、「今私たちが「騎士」に対して持っている、高貴で紳士的なイメージはどこからきたのか」がかなり詳しい歴史的研究によって明らかにされていって面白かった。2021/07/07

植岡藍

4
もう少し混みいった内容かと思いきや読みやすくて入門!という感じでよかった。個人的には中世音楽などを聴きながら読書する時間がとてもよいものでした。2018/05/15

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