講談社学術文庫<br> 平家物語 全訳注〈3〉 (新版)

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講談社学術文庫
平家物語 全訳注〈3〉 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 704p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062924221
  • NDC分類 913.434
  • Cコード C0193

出版社内容情報

講談社学術文庫『平家物語』全12巻を4冊にまとめ、新版として刊行。第三巻は巻第七から第九までを収録。12世紀末、日本が古代から中世へと大きく転換した時代に頭角を現した平家は、たちまちに権力の座に就くものの永く維持できず、東国の源氏勢によって急速に滅ぼされる。この平家一門の栄華と滅亡を軸に、歴史過程を物語ったのがこの『平家物語』である。
「おごれる人も久しからず」――平氏一門の運命はいよいよ、滅亡へと転回してゆく。勢いを増す木曾義仲の前に、平家は僅か二十余年の栄華の末、都落ちを余儀なくされる。九州から瀬戸内へ落ち延びながら雪辱を期するも、源範頼、義経等の攻勢に一族は次々に無念の最期をむかえ――。宇治川の先陣、鵯越の坂落などおなじみの名場面の連続で、平氏転落の加速を格調高く語ってゆく。
かつて刊行された講談社学術文庫『平家物語』全12巻を4冊にまとめ、新版として刊行。第三巻は巻第七から第九までを収録。

凡例
巻第七
清水冠者/北国下向/竹生島詣/火打合戦/願書/倶梨迦羅落/篠原合戦/実盛/玄肪/木曾山門牒状/返牒/平家山門連署/主上都落/維盛都落/聖主臨幸/忠度都落/経正都落/青山之沙汰/一門都落/福原落
巻第八
山門御幸/名虎/緒環/太宰府落/征夷将軍院宣/猫間/水島合戦/瀬尾最期/室山/鼓判官/法住寺合戦
巻第九
生ずきの沙汰/宇治川先陣/河原合戦/木曾最期/樋口被討罰/六ケ度軍/三草勢揃/三草合戦/老馬/一二之懸/二度之懸/坂落/越中前司最期/忠度最期/重衡生捕/敦盛最期/知章最期/落足/小宰相身投


杉本 圭三郎[スギモト ケイザブロウ]
翻訳

内容説明

進撃する木曾義仲勢は一時は内通により敗れるも、あざやかな作戦で平家を倶利伽羅峠に打ち破る。平家は京、白河を焼き払い、「三種の神器」を持って福原、太宰府へと敗走。瀬戸内で一矢報いるも、征夷大将軍となった頼朝ら源氏に押され、次々と無残な最期を迎える。クライマックスへ向け流麗と凄絶の色を増してゆく、巻第七から第九を収録。(全四巻)

目次

巻第七(清水冠者;北国下向;竹生島詣 ほか)
巻第八(山門御幸;名虎;緒環 ほか)
巻第九(生ずきの沙汰;宇治川先陣;河原合戦 ほか)

著者等紹介

杉本圭三郎[スギモトケイザブロウ]
1927‐2015。国文学者。法政大学大学院日本文学専攻(修士)卒業。法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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優希

46
戦に次ぐ戦で辛かったです。親子、夫婦といった人間関係について考えてしまいます。次巻はいよいよクライマックスですね。2023/04/22

やいっち

41
感想などは全4巻を読み終えてからとして、今日は、木曾義仲と巴御前との話題を採り上げる。というのも、本巻の物語のピークは、平家追い落としに大きな役割を果たしたその活躍ぶりと、最後は法皇ら貴族に嫌われ、ついには源氏に討たれる場面にあるからでもある。  つまり、「平家物語」においては、義仲は悪者扱いなのである。本当にそうなのか。2019/10/18

Tai

14
平家は西へ追いやられ、追いやった木曾義仲も討たれ、敗者の悲劇、追う源氏の勢い。篠原合戦、高橋判官長綱は子と同じ十八の入善小太郎行重を助けるが討たれる。七十過ぎて鬢髭を黒く染めて闘う実盛。木曽義仲は比叡山三千の僧に平家に着いて滅びるか源氏に着くか迫る。経正都落、平家の滅亡は驕れる人、猛き者の滅びだけでなく、和歌、琵琶など風雅の情趣を深く体得した教養ある人々も巻き込んだ。今井四郎兼平と木曾義仲の主従。封建的な権力秩序の主従の倫理が確立する前、自発的な主従や結び付きがあった。一の谷でいよいよ平家の滅亡が迫る。2021/02/12

spica015

6
「寿永二年七月廿五日に、平家都を落ちはてぬ。」巻第七の終わりのこの一文にがつんと心を揺さぶられる。権力を恣にし、栄華を極めた平家がよもやこのような道を辿ろうとは。運命の無情さ、冷酷さを痛感する。形勢が変わっていく中で、滅びゆく者の方に美を感じてしまう。この巻では「木曾最期」「敦盛最期」「小宰相身投」あたりが死の場面に際し、哀切極まる描写で涙を誘う。登場人物が多過ぎて、誰がどっちの味方なのか混乱してくるが、一方で戦地においては敵味方関係なく讃えあったり裏切ったりと数々のドラマが生まれている。2018/09/15

ゆうぼう

2
ますます読むスピードが速くなる。こんな物語がこういう形でわたしが読めること自体に感激です。時代時代の出来事を歴史書として後世の日本人に伝えていく。実に大切なことです。大東亜戦争についてもきっちりと後世に伝えるための書物は必要ですね。800年前の記録があって、その時のがないというのはいかにもおかしなことに思えます。2022/08/30

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