講談社学術文庫<br> 中国侠客列伝

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講談社学術文庫
中国侠客列伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062924139
  • NDC分類 282.2
  • Cコード C0122

出版社内容情報

不正がはびこる渡世で、天に替わって道を行う豪傑たちの痛快無比な物語! 身命を賭して世界を変えた勇者たちの豪放磊落な世界に遊ぶ侠客の原点は、信義を重んじ個人的利害を度外視して、時には命がけで弱きを助け強きを挫くことにあります。わが国では、侠なる人々が表立って登場するのは、近世江戸時代以降だが、中国の侠の歴史は、古代にまで遡ります。
中国史上、「侠者」が出現するのは、諸国が分立した春秋時代(前七七〇―前四〇三)以降です。春秋時代も後期に入ると、老子、孔子、墨子など、乱世において、人はどう生きるべきか、社会はどうあるべきかを模索する思想家があらわれ、こうした思想家と侠者の共通性があります。
孔子は、「義を見て為さざるは勇無き也」など、信義を重視しました。また、「言必ず信、行必ず果」など、個人の不屈の意志や行動力を称揚します。老子にも「大道廃れて仁義有り云々」と仁義を強調する発言があり、墨子は大国が小国をむやみに圧迫・攻撃することに反対して、「非攻」論を唱え、「弱きを助け強きを挫く」を実践しました。道家にも墨家にも侠者の精神に通じるものがあるのは確かです。
信義を重んじ、果断に行動する侠者的存在は、乱世のエトスのなかから、儒家、道家、墨家などの思想と軌を一にして生まれたようです。侠の精神に、これらの思想と共通点があるのも当然でしょう。
本書は、歴史と物語の両面から、『史記』『三国志』などの歴史書、『水滸伝』『聊斎志異』や元代の戯曲などから、選りすぐりの中国の侠者の変遷を具体的にたどり、スケールの大きな大陸的「侠」の世界に遊びます。

はじめに
実の部 歴史上の侠
 第一章 輩出する侠者たち 春秋戦国時代
 第二章 変わりゆく遊侠無頼 漢代
 第三章 三国志の英雄 三国六朝時代
虚の部 物語世界の侠
 第四章 超現実世界の物語――唐代伝奇の侠
 第五章 侠者のカーニバル――『水滸伝』
 第六章 舞台の上の侠――元・明・清代
結びにかえて――清末にみる侠の精神
  あとがき
 参考文献


井波 律子[イナミ リツコ]
著・文・その他

内容説明

「弱きを助け、強きを挫く」。乱世に登場する侠客たち。不正を許さず替天行道。信義を重んじ一諾千金。公憤・義憤・忠義のために、命を賭して果断に行動する侠の精神。歴史を変え、物語世界を豊かに彩った魅力あふれる人物たち。「趙氏孤児」、『史記』「刺客列伝」、『三国志』、『水滸伝』…。三千年間脈打つ侠の精神の強さとやさしさが心を揺さぶる。

目次

実の部 歴史上の侠(輩出する侠者たち―春秋戦国時代;変わりゆく遊侠無頼―漢代;三国志の英雄―三国六朝時代)
虚の部 物語世界の侠(超現実世界の物語―唐代伝奇の侠;侠者のカーニバル―『水滸伝』;舞台の上の侠―元・明・清代)

著者等紹介

井波律子[イナミリツコ]
1944年富山県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター名誉教授。専門は中国文学。2007年『トリックスター群像―中国古典小説の世界』で第10回桑原武夫学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さとうしん

8
第一章・第二章の『史記』の世界の侠客たちの話は毎度お馴染みという感じで何の変哲もないが、お馴染みでない話が展開され始める六朝あたりから著者の本領が発揮され、ぐんぐんと面白くなる。『桃花扇』に侠を見出すという議論も少なくとも日本ではほとんどなかったのではないだろうか。「新派武侠小説」など現代の侠客物語にも触れて欲しかったというのはさすがに無理筋か…2017/03/23

ヨクト

6
実在した人物、三国志から物語の人物、水滸伝まで中国の任侠の世界を解説。ぼくの大好きな水滸伝はまさに任侠の物語で、それが男臭く、それが心地よい。誰に馬鹿と言われようと自分の恩義を忘れず、人に酔狂し、生命を賭す。そんな好漢がドロドロネチネチした面従腹背な人物よりも好きだ。2018/10/12

鐵太郎

6
日本の侠客と呼べる男たちが登場したのが、17世紀に始まる江戸時代前期の旗本奴と町奴だそうです。信義と誓いを重んじて、強きを挫き弱きを助ける男たち。しかし中国では、はるか昔から侠客と呼ばれる男たちがいました。その中国の侠客を、春秋時代から描いたもの。春秋五覇と呼ばれた為政者たち、刺客として名を残した男たち、前漢の高祖劉邦、三国志の男たち。しかし歴史上の侠がここで終わり、あとは水滸伝などから始まる虚の世界の侠客たち。──内容はいろいろ面白いんですが、話のヘソがよく見えない気がしますな。 2017/05/06

河イルカ

4
中図書館本 中国の侠の精神のあらまし。春秋戦国の有名な侠客から清末の革命家までを、侠という一つのキーワードでたどるのは面白い。 あくまでもあらましなので個々の内容はあっさり。無理なこじつけや一般化のしすぎもあり、もはや侠というのが特殊な存在ではなく一般人に過ぎないという気がしてくる。実際そのとおりなのかもしれないが。2025/06/06

通りすがりの本読み

4
中国の歴史上と創作上の俠客たちを紹介した本。有名どころで漢の劉邦、三国志の劉備など。前半は主に史記から俠者を紹介し、後半は水滸伝など創作の俠者を紹介する。後半はあまり知らない話ばかりなのですこしナナメ読みになってしまったが、前半の趙氏孤児などの話がすごく面白かった。2025/05/06

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