講談社学術文庫<br> 興亡の世界史 ロシア・ロマノフ王朝の大地

個数:
電子版価格
¥1,485
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

講談社学術文庫
興亡の世界史 ロシア・ロマノフ王朝の大地

  • 土肥 恒之【著】
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • 講談社(2016/09発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 26pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月03日 13時31分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062923866
  • NDC分類 238
  • Cコード C0122

出版社内容情報

王朝の創始から、ピョートル大帝と女帝エカテリーナの改革を経て、皇帝一族の悲劇的な最期まで。専制君主の群像とロシア民衆の通史。講談社創業100周年記念企画として刊行された全集「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評につき第2期スタート!
「ロシア」は初めから現在のような「大国」だったわけではない。しかし、チェチェン紛争をはじめとする民族問題や、シベリアの資源開発など、現在のロシアが抱える問題の多くは、帝政ロシア時代にすでに始まっていた。本書は、ロマノフ王朝の300年を中心に、その継承国家であるソ連邦の74年間をも通観する、広大無辺を誇る多民族国家の通史である。
大改革を強行したピョートル大帝、女帝エカテリーナ2世と寵臣ポチョムキン、ナポレオンを敗走させたアレクサンドル1世、革命の中で銃殺されたニコライ2世一家……。「よきツァーリ」「強いツァーリ」たらんと奮闘を続けたロマノフ家の群像と、暗殺・謀略に満ちた権力のドラマ。
また、騎馬遊牧民との長い敵対、シベリア・中央アジアへの移住と植民。こうしたロシア特有の地理的条件は、歴史に何をおよぼしたのか。そして「第三のローマ」モスクワを中心に社会に根をおろし、ソヴィエト崩壊後に復活をした「キリスト教」は? ヨーロッパとアジアの間に生きた民衆と社会を、社会史の観点から描いて高評を得た、新しい「ロシア史」を試み。
原本:『興亡の世界史 第14巻 ロシア・ロマノフ王朝の大地』講談社 2007年刊

序――ヨーロッパとロシアの間で
第一章 中世のロシア
第二章 ロマノフ王朝の誕生
第三章 ピョートル大帝の「革命」
第四章 女帝の世紀
第五章 ツァーリたちの試練
第六章 近代化のジレンマ
第七章 拡大する「植民地帝国」
第八章 戦争、革命、そして帝政の最期
第九章 王朝なき帝国
――結びにかえて
学術文庫版のあとがき
参考文献
年表
主要人物略伝
索引


土肥 恒之[ドヒ ツネユキ]
著・文・その他

内容説明

ヨーロッパとアジアの間で、皇帝たちは揺れ続けた。大改革を強行したピョートル大帝と女帝エカテリーナ二世、革命の中で銃殺されたニコライ二世一家。民衆の期待に応えて「よきツァーリ」たらんと奮闘したロマノフ家の群像と、その継承国家・ソ連邦の七四年間を含む、広大無辺を誇る多民族国家の通史。暗殺と謀略、テロと革命に彩られた権力のドラマ。

目次

第1章 中世のロシア
第2章 ロマノフ王朝の誕生
第3章 ピョートル大帝の「革命」
第4章 女帝の世紀
第5章 ツァーリたちの試練
第6章 近代化のジレンマ
第7章 拡大する「植民地帝国」
第8章 戦争、革命、そして帝政の最期
第9章 王朝なき帝国

著者等紹介

土肥恒之[ドヒツネユキ]
1947年北海道生まれ。小樽商科大学卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。一橋大学大学院社会学研究科教授を経て、一橋大学名誉教授。社会学博士。専門はロシア社会史、史学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

99
ロマノフ王朝の帝政を軸に中世・近代ロシアの歴史を語った本。題名に大地とあるように、やはりロシアは広大な領地のことが思い描かれる。キエフやモスクワを起点に南方、東方へ拡大していく歴史のながれ。ピョートル1世による西欧主義化、エカテリーナ2世による啓蒙主義を経て近代的な大国化するも、社会基盤の安定よりも主義先行の専制維持が優先され、常に社会的に不安定な要素をはらんでいたように感じられた。タタールのくびきによる長年の防衛意識の影響も無視できない。地政学が国の歴史に与える影響は大きいのだと改めて感じた。2020/06/20

優希

88
ロシア・ロマノフ王朝と銘打っていますが、ざっくり言えば帝政ロシアの歴史といった感じでした。ロマノフ家によるロマノフ王朝の建立からソビエト連邦への継承とその崩壊までが述べられています。ロシア史に焦点を絞っているので、非常にわかりやすく且つ専門的にロシア帝国の歴史を押さえられると思いました。ロマノフ家の群像、ソビエト連邦の通史、暗殺と謀略に革命に彩られたロシア帝国の流れを見ていくと、複雑な歴史を背景に抱えた国なのだなと実感させられます。権力が渦巻いたが故に崩壊していった国なのですね。2016/10/03

ころこ

39
キリスト教の受容が政治的な問題となっている一方で、その後にフランス革命の影響を受けたデカブリストの蜂起、そして共産主義に振れる極端で不器用な感じは、広大な国土の農民を管理するためには確かに必要だったのかと思わせます。中国と共通しているのは国土の広さで、上手くいったのはキューバのような小国です。なぜモノを考える人は共産主義に共感し、それを実現しようとしてしまうのか。現在、我々がただ傍観者としているしかないブレグジットが必然的にみえないように、ロシア革命も必然的にはみえないのですが。2019/08/07

加納恭史

26
スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ著「戦争は女の顔をしていない」は読んだが、独ソ戦で活躍した少女の狙撃兵はその後幸福になったのだろうか?疑問が残った。次に詩人プーシキンの「大尉の娘」や伝記も読む。次に「ソ連史」なども読むが、ロシア全体の歴史はどうなんだろうと思う。そこでこの本を読んでいるのだが、やっとダイナミックな物語がある。その第一はピョートル大帝の「革命」なのだろう。良し悪し抜きに面白い。次は啓蒙君主エカテリーナ二世。女帝君主と寵臣ポチョムキンとの愛欲もある。更に最近のゴルバチョフまでの混乱まである。2022/05/26

em

22
ロマノフ朝を中心に、ざっくりと中世~現代まで。むかしアンリ・トロワイヤの伝記ものにはまっていたことがあり、その時は他国はこの頃…という視点がなかったのですが、今回は特にオスマン帝国(の、西欧に対する意識や態度)に思いを馳せつつ読んでいました。〈貴族も民衆も「強いツァーリ」に期待するところがあった〉という一文は印象的。強すぎる指導者を嫌う国もあったり、こうした傾向にはたいてい揺り戻しがあるところ、ロシアでは今も…というのは、一筋縄ではいかない要素が絡み合っているのだなと。2018/04/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11132166
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品