講談社学術文庫<br> 女官―明治宮中出仕の記

個数:
電子版価格
¥1,210
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

講談社学術文庫
女官―明治宮中出仕の記

  • 山川 三千子【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 講談社(2016/07発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 28pt
  • ウェブストアに7冊在庫がございます。(2025年05月01日 18時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062923767
  • NDC分類 288.4
  • Cコード C0121

出版社内容情報

華族・久世家の娘は、女官として仕えた明治大帝と皇后を畏れ敬い、大正天皇の意外な振る舞いに戸惑う。宮中の闇をうかがう一級資料!明治末から大正初年、明治天皇と皇后(昭憲皇太后)に仕えた女官の手記。筆者は、華族・久世家の長女で、退官から40年以上を経た1960年(昭和35)、皇太子御成婚以来の「皇室ブーム」のなかで、本書を記した。いわく、「公表を許されなかった御内儀での御生活は、世上いろいろとあやまり伝えられておりますので、拙き筆をも省みず思い出すままを記して見ました。」
明治42年、18歳で出仕した三千子の見聞は、宮中のしきたりや天皇皇后の実像を生々しく伝えている。数十人にのぼる女官のさまざまな職名と仕事、女官長・高倉寿子や典侍・柳原愛子らの人となり、天皇自らが名づけた女官たちの源氏名とニックネーム。「雀」とあだ名された三千子は、天皇と皇后の睦まじい様子に触れ、また、女官たちに気安く声を掛けて写真をねだる皇太子(大正天皇)に戸惑う。さらに、「俗のことばでいえばお妾さん」である権典侍と、皇子の生まれなかった皇后の関係は、どのようなものだったのか――。
本書は、明治大正期の宮中の様子を伝える歴史資料としても多くの研究者に活用されている。巻末解説を、放送大学教授の原武史氏が執筆。
〔原本 : 『女官』 1960年、実業之日本社刊〕

宮中へ奉仕
明治天皇と昭憲皇太后
両陛下の御日常
内侍の生活
昔の女官気質
女官の行楽
次ぎ、清と忌服
夏の日の思い出
年中行事
明治天皇崩御まで
大正の御代を迎えて
晩年の昭憲皇太后
故郷に帰る
[附録] 宮中の言葉
あとがき
解説 原武史(放送大学教授)


山川 三千子[ヤマカワ ミチコ]
著・文・その他

内容説明

明治四二年、一八歳で宮中に仕えた華族・久世家の長女、三千子の手記。数十人にのぼる女官の職名と仕事、天皇自らがつけた源氏名とニックネーム。「雀」と呼ばれた著者は、天皇皇后の睦まじい様子に触れ、皇太子の意外な振る舞いに戸惑う。「俗の言葉でいえばお妾さん」である権典侍と、皇后の関係とは。明治宮中の闇をあぶりだす一級資料。

目次

宮中へ奉仕
明治天皇と昭憲皇太后
両陛下の御日常
内侍の生活
昔の女官気質
女官の行楽
次ぎ、清と忌服
夏の日の思い出
年中行事
明治天皇崩御まで
大正の御代を迎えて
晩年の昭憲皇太后
故郷に帰る

著者等紹介

山川三千子[ヤマカワミチコ]
1892年(明治25)、子爵・久世通章の長女として京都に生まれる。1909年、宮中に出仕し、明治天皇、昭憲皇太后に仕え、1914年(大正3)に退官。翌年、後に旧制武蔵高校校長となる山川黙と結婚。1965年(昭和40)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

65
明治42年から大正3年まで宮中に出仕していた山川三千子さんの手記。晩年の明治天皇の様子や、彼女が敬慕した昭憲皇太后の人柄などがよくわかりました。それにしても典侍、権典侍など女官ばかりの世界は、人間関係が相当きつそう。妬みや嫉みが横行し、意地悪もされる。相手の名前をはっきり書いてある場合もあれば、権典侍に睨まれた等ぼかしてある場合もありました。はっきり書けないということは、あの人かな?などと色々想像しつつ読みました。既知のエピソードもありましたが、この本が元ネタだったんですね。面白かったです。2018/02/17

ばう

48
★★★明治天皇とその皇后に仕えた女官の手記。ベールに包まれた宮中での両陛下の暮らしやそのお人柄が如実に語られています。女官といっても両陛下のお世話を直接する彼女達は皆華族の女性ばかり、その暮らしぶりは下々のものの理解の範囲を越えていてこんな事まで書いていいの?と思う様な事まで書いてあり実に興味深く読みました。著者は18歳で宮中に上がりますが、文章からはただの華族のお姫様ではなく、活発で自分の意見をしっかりと持った女性という印象を受けました(特に大正天皇皇后両陛下についての記述は中々辛辣)。2019/06/17

崩紫サロメ

47
華族の娘に生まれた著者は18歳から23歳までの間、明治天皇の皇后(後の昭憲皇太后)に女官として仕える。宮中でのことは門外不出であったが、1960年に本書を刊行し、衝撃を与えたという。年中行事(ひな祭りには宮城にデパートが来る)や食事(京都の人は西瓜が好き)、装束(割と洋服を着ている)などの記述、『枕草子』を思わせるような昭憲皇太后への思慕、また端々に見られる大正天皇への嫌悪(何度もつきまとわれた)など、大胆な内容も含まれる。いろいろな意味で興味深い。2021/05/10

ワッピー

37
読書会(和宮様御留)の参考にする予定だったものの、予約が立て込んで当日には間に合わず、今になって読了しました。明治天皇と昭憲皇太后に仕えた女官の回想記。御所内の日課や年中行事、職掌や局の人間関係、多忙な天皇と皇太后の仲睦まじい様子、天皇が御所で飼われていた2匹の犬(六・花)の話、滅多にない外出時の楽しみなど、生き生きと伝わってきます。変革期の御所というかなり特殊な環境ではありますが、その中で明治天皇が人について細々と心遣いをされていたことも知りました。「和宮様御留」で垣間見た世界を広げることができました。2019/09/01

まりお

37
宮中に仕えた華族の山川三千子さんが綴る、宮中での生活。女官の職名と源氏名、朝から就寝までの仕事、年中行事、建物の様子から、天皇と皇后の関わり合い、上下関係の厳しさ、明治天皇崩御の様子などを紹介。仕えた者しか見ることが出来なかった「宮中」を仕えた側から綴るため、当時の様子が著者の目を通して読むことが出来る。外出するのにも大衆の目を気にして、宮中では上司の目を気にしなければならない。とても窮屈な世界であった。2017/01/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11067151
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。