講談社学術文庫<br> 更級日記 全訳注 (新版)

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講談社学術文庫
更級日記 全訳注 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062923323
  • NDC分類 915.36
  • Cコード C0195

出版社内容情報

平安中期の女流日記文学。物語にあこがれた少女時代、母や姉との死別、宮仕え、家庭生活を経て、仏への帰依を願う境地にいたる回想記平安中期の日記文学。菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)作。1060年(康平3)ごろ成立。作者13歳、父の任地上総国から帰京する旅の記録にはじまり、51歳で夫の橘俊通と死別するまでの半生を自伝的に回想した記。冒頭には、『源氏物語』とその世界への少女のあこがれを記す。乳母や姉との死別、宮仕え、家庭生活をへて、夫の急逝にあい、仏への帰依を願う境地にいたる、胸中の遍歴が描かれる。

まえがき
凡 例
一 東国にて物語ゆかしさまさる
二 門出よりいかだまで
三 昔のあと・くろとの浜
四 まつさと
五 たけしば
六 すみだ河・もろこしが原
七 足柄山
八 横走・富士山・清見が関など
九 富士河
一〇 遠江を行く
一一 三河より尾張へ
一二 美濃より近江へ
一三 入京
一四 めでたき草子を得て
一五 継母去る
一六 乳母・侍従大納言女の死
一七 源氏の五十余巻
一八 京のわが家
一九 一品の宮・土忌
二〇 猫
二一 長恨歌の物語
二二 荻の葉
二三 火の事
二四 姉の死
二五 姉の乳母
二六 司 召
二七 東山
二八 朝倉
二九 あらましごと・父の任官
三〇 父の出立
三一 太秦参籠
三二 軒近き荻・こしのびの森
三三 清水参籠
三四 初瀬の夢告
三五 天照御神
三六 修学院の尼へ
三七 父上京、西山に住む
三八 宮仕へ
三九 前世の夢
四〇 宮の御仏名
四一 宮仕へを退き家庭に入る
四二 その後は
四三 宮仕へ中の交友
四四 春秋のさだめ
四五 石山詣で
四六 初瀬へ(一)
四七 初瀬へ(二)
四八 初瀬へ(三)
四九 初瀬へ(四)
五〇 帰途
五一 鞍馬・石山
五二 また初瀬に
五三 順境にある頃
五四 越前の友
五五 山奥の花・太秦ごもり
五六 二人の友と
五七 筑前の友
五八 高浜・住吉の浦
五九 大津で暴風雨にあふ
六〇 夫の任官
六一 夫の死
六二 阿弥陀仏来迎の夢
六三 をばすて
勘注・奥書
系図
地図
年表
解説


関根 慶子[セキネ ヨシコ]
翻訳

内容説明

学問の家に生まれた父・菅原孝標と『蜻蛉日記』作者の妹にあたる母との女の手になる、平安中期の女流日記文学。物語への憧憬を育まれる少女時代。十三歳で父の任国上総から帰京。乳母や姉との死別。宮仕えや家庭生活で不如意な現実を生き、仏への信仰に傾倒、夫の急逝までの半生を回想する。晩年の諦観に至るまでの胸中の遍歴が鋭い感性で描かれる。

目次

東国にて物語ゆかしさまさる
門出よりいかだまで
昔のあと・くろとの浜
まつさと
たけしば
すみだ河・もろこしが原
足柄山
横走・富士山・清見が関など
富士河
遠江を行く〔ほか〕

著者等紹介

関根慶子[セキネヨシコ]
1909年東京生まれ。1939年東京文理科大学文学部卒業。国文学(平安時代)専攻。お茶の水女子大学名誉教授。文学博士。1998年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

46
更級日記と言えば文学少女というイメージでしたが、それだけではなかったのですね。宮仕えから家庭の不如意な現実の日々や晩年の心情までの半生が苦しかったです。2023/11/30

テツ

29
平安中期、菅原孝標女の綴る日記文学。少女時代、父親の任地から京に戻る旅模様に始まり、少しずつ大人の女性となり嫁ぎ子を産み、そして夫と死別し仏道へ救いを求める人生。言い方は悪いが他人の人生を読むことは面白い。物語の世界に没頭していた少女時代の「后の位も何にかはせむ」という言葉に笑みがこぼれる。わかるわかる。大好きな物語を読み耽る時間は楽しいよな。それは何物にも代え難いよな。人間の感性って何百年くらいじゃ変わらないのかもね。きっと現代に生きていたら素晴らしい文学少女になっていただろう。2017/02/10

ひさしぶり

20
13歳あづまぢの道のはての父の任地から京に上るから始まる。源氏物語スキスキ大好き娘が伯母から50余巻櫃ごと貰ってルンルン気分。近しい人等の死、宮仕え、結婚、友との交流、夫の死、寡婦の生活を綴る。昔の人は長谷寺にしろ石山寺にしろ願掛けによくも悪路を行くものだ。今や車で日帰り。すでに源氏物語は鉄板の知的文学であったのだね。継母があてた「なほ頼め梅の立枝は契りおかぬ思ひのほかの人もとふなり」優しさを感じる 2021/10/12

Haruka Fukuhara

13
面白かった。註釈等が詳細でよかった。著者の細やかな感性や優しい性質に好感が持てた。同時代に生きていたら友達になれたかな~2017/07/02

真琴

8
「源氏物語」を読みたいがために仏像を作り拝むという文学少女(オタク)。そんな彼女も、身近な者の死や離別、宮伝、結婚、寡婦生活を経て阿弥陀仏信仰へ。作者の伯母は「蜻蛉日記」の作者ということを知った。影響は受けていたのでしょうね。2024/06/13

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