出版社内容情報
『正法眼蔵』とならぶ道元の主著『永平広録』全訳注、完結。巻十に収められた詩から禅の深奥を平易に解説する。さとりへの150首。禅者であるだけではなく、たぐいまれな「さとりの詩人」でもあった道元。彼は幼いころから育まれた詩文の才により、生涯四〇〇首以上の偈頌(漢詩)を残していた。
祖師の頂相(肖像画)に寄せた賛頌である「真賛」、自身の頂相に寄せた辞である「自賛」、在宋時代から帰国後、越前時代に詠まれた観月、寓居、山居など応時応節の「偈頌」、計一五〇首を収録。
『永平広録』掉尾を飾る最終巻(巻十)の全訳註。道元が漢詩に詠んださとりの深奥を簡明に解説する。
玄和尚真賛 (5首)
自賛 (20首)
玄和尚偈頌 (125首)
大谷 哲夫[オオタニ テツオ]
著・文・その他
内容説明
さとりの詩人、道元。幼少から詩文の才を示した彼は生涯四〇〇首以上の偈頌(漢詩)を残す。本書は祖師の頂相(肖像画)に寄せた「真賛」、自身の頂相に寄せた「自賛」、在宋時代から越前時代に詠まれた観月・寓居・山居など応時応節の「偈頌」、計一五〇首を収録。『永平広録』掉尾を飾る巻十の全訳注。道元が詠んださとりの深奥を平易に解説する。
目次
1 真賛・自賛(釈迦出山相;達磨;阿難;仏樹和尚)
2 偈頌(王員外の韻を和す;文本秀才の韻を和す―六首;溥侍郎の韻を続ぐ;文本官人の韻を和す ほか)
著者等紹介
大谷哲夫[オオタニテツオ]
1939年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文研東洋哲学専攻修了。駒澤大学大学院文研、仏教学専攻博士課程満期退学。駒澤大学仏教学部教授、同大学学長・総長を歴任、現在、北京大学客員教授・都留文科大学理事長・曹洞宗総合研究センター所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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