講談社学術文庫<br> ヨーガの哲学

個数:
電子版価格
¥990
  • 電子版あり

講談社学術文庫
ヨーガの哲学

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月10日 12時24分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062921855
  • NDC分類 126.6
  • Cコード C0110

出版社内容情報

世俗を捨て「精神の至福」を求める宗教実践、ヨーガ。初心者にもわかりやすく概略と本質をまとめ、その精神を解き明かしたヨーガ入門世俗を捨て「精神の至福」を求める宗教実践は「根源的統一への帰一」へと人々を導く
ヨーガはただ、道をしめして命ずるのみ──
「古き衣をぬぎすてて、眼下の海に身を投げよ」

「俗なるもの」の否定に「聖なるもの」は顕現し、「聖なるもの」の力によって「俗なるもの」は「聖化」される──。世俗を捨て、「精神の至福」をもとめる宗教実践・ヨーガ。身体のエネルギーセンター・チャクラ、調気法、坐法、マンダラを前に瞑想する観想法など、仏教学の泰斗が自らの体験をとおして具体的にその哲学をときあかす、必読のヨーガ入門。

カトマンドゥ盆地の周辺には、かつての大行者たちがヨーガをしたと伝えられる石窟が残っている。彼らはわずかな弟子などとの接触をのぞけば、ほとんどひとりで瞑想のなかに住んだといわれる。月の光のない夜などはまったくのくらやみであったろう。しかし、彼らは思考の混乱・退行などの兆しを見せなかった。これは、まさにヨーガのもつ力のゆえである。ヨーガ行者はこの生体そのもののなかから、外からの刺激によってではなく、統覚の自律性を完成させるのだ。──本書「第六章」より抜粋

第一章 ある聖者の入定
第二章 ヨーガ哲学の本質
第三章 『ヨーガ・スートラ』の哲学
第四章 ハタ・ヨーガの行法
第五章 ヨーガの展開
第六章 ヨーガの求めるもの


立川 武蔵[タチカワ ムサシ]
著・文・その他

内容説明

「俗なるもの」の否定に「聖なるもの」は顕現し、「聖なるもの」の力によって「俗なるもの」は「聖化」される―。世俗を捨て、「精神の至福」をもとめる宗教実践・ヨーガ。身体のエネルギーセンター・チャクラ、調気法、坐法、マンダラを前に瞑想する観想法など、仏教学の泰斗が自らの体験をとおして具体的にその哲学をときあかす、必読のヨーガ入門。

目次

第1章 ある聖者の入定
第2章 ヨーガ哲学の本質
第3章 『ヨーガ・スートラ』の哲学
第4章 ハタ・ヨーガの行法
第5章 ヨーガの展開
第6章 ヨーガの求めるもの

著者等紹介

立川武蔵[タチカワムサシ]
1942年、名古屋生まれ。名古屋大学文学部卒業、ハーバード大学大学院にてPh.D取得。名古屋大学、国立民族学博物館、総合研究大学院大学、愛知学院大学で教授職を務める。国立民族学博物館名誉教授。専攻は仏教学、インド学。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

45
ヨーガについての概論をまとめた一冊。入門書になっているので、ヨーガの行と技術、歴史についてはこれ一冊で大体のところを抑えることが出来ると思う。ヨーガに限らずインド哲学は全て心を治める事を中心としているけど、仏教の解脱にしてもこれにしてもやはりその体験者にしかわからない境地、それを寸前まで言葉で突き詰めるという一文に何か目を開かされた思い。この心を治める技術、むしろ今の現代人が必要としているのではないかとも思った。昨今ヨーガを教える所は多いが健康面だけではなく、そちらの方にも注目すべきではないだろうか。2013/10/07

takeapple

9
ヨーガと禅と言うか仏教の関係が知りたいと思い、仏教学者立川先生の本を読んでみた。ヨーガがインド哲学と言うかインドの宗教全般に通底する修行方法だと言うことはわかった。古典ヨーガとハタヨーガは違うと言うこともわかった。禅に近いのは古典ヨーガの方なんだと言うことも分かったが、仏教でのヨーガ、唯識までのヨーガと言うことだろうと思うが、今一つよくわからなかった。コーダマシッタールダがやったのもヨーガなのだろうけれど。さらにタントラ系の仏教のヨーガもあるのだな。今度は山下さんのヨーガの本も読んで見ようと思う。2020/07/18

rokubrain

9
インドのヨーガの思想、哲学の体系を俯瞰して見せてくれる構成。先生自身の近辺の学問分野も含めた研究を通じて。 そもそもヨーガは実践であり、理論ではないのだが、そこはインドが理論的な思考やことば(なんと逆説的!)を特徴とするので、実はインドの伝統的な宗教が宗教性を見出せる根底には公約数的にヨーガがあるようだ。ヒンドゥー教であれ、もうインドでは消滅した仏教であれ。汎インド宗教的なもの。述語は、とっつきにくいのだけど、それは全体の内容把握には、それほど支障がないと思った。記号だからね。2018/12/29

はちめ

6
人間の脳に何らかの影響を与える手法としてのヨーガ。精神の働きを無にする方法、集中する方法、何かをイメージする方法など種々あるが、たどり着く先は同じと言えるのだろうか。このことは井筒俊彦が生涯に亘って追究した、禅やイスラム神秘主義に通底する精神的東洋とも関連する。実践無しにはこれ以上理解を深めることは難しいかもしれない。☆☆☆★2019/09/01

nizimasu

4
この本の読みやすさの一番の理由はヨーガの実践者じゃない人がまとめたということ。宗教のってそれぞれの信者が書くことが多いが島田裕巳氏よろしく信者以外が書くと読者を意識してわかりやすくなる。そこがいい。ヨーガというのがよく実践99%理論1%なんて言われるがインド圏では全然そんなことがなくて最後の心の死滅の目的のためにはできるだけ言葉を尽くすというインド哲学のスタンスぶりがよくわかる好著。ヨーガの持つ宗教っぽさも結局はヨーガをする際にイメージするヴィシヌだったり曼荼羅だったりする対象の特性も大きく関連するとは2018/11/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7013130
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品