出版社内容情報
川が育んだ豊かな文化と民俗。舟運と川船、狩猟、渡しと橋、年中行事と伝承・信仰など、日本人と河川のかかわりをめぐる調査と考察。島国日本は豊かな「川の国」でもある。かつて柳田國男は、「川は、日本の天然のもっとも日本的なるものであった。」と述べている。
大小の河川は上流から河口まで、大地を刻んで多彩な風景と文化を育んできた。舟運の歴史と川船の種類、川での狩猟、渡しと橋、年中行事と信仰など、民俗学者が豊富な事例で語りつくす。日本中の子どもたちが親から聞かされてきた「お前は川から拾われてきたんだぞ」という言葉が意味するところとは?
1981年、日本書籍より刊行された同名書籍の文庫化。
文化の母なる川
1 川の語源
2 川と人間生活
3 川の顔
4 人類文化史上の「座」
川と交通
1 北上川の舟運
2 利根川の舟運
3 川船
川の民俗文化
1 川の幸
2 渡しと橋
3 川と年中行事
4 人の一生と川
5 神々の通路としての川
6 川と民俗芸能
7 川と民俗文化の系統
あとがき
解説 (佐野賢治)
北見 俊夫[キタミ トシオ]
著・文・その他
内容説明
島国日本は豊かな「川の国」でもある。大小の河川は、上流から河口まで、大地を刻んで多彩な風景と文化を育んできた。舟運の歴史と川船の種類、川の狩猟、渡しと橋、年中行事と信仰など、民俗学者が豊富な事例で語りつくす。日本中の子どもたちが親から聞かされてきた「お前は川の橋の下で拾われて育ったんだぞ」という言葉が意味するところとは?
目次
文化の母なる川
川と交通(北上川の舟運;利根川の舟運;川船)
川の民俗文化(川の幸;渡しと橋;川と年中行事;人の一生と川;神々の通路としての川;川と民俗芸能;川と民俗文化の系統)
著者等紹介
北見俊夫[キタミトシオ]
1924年新潟県佐渡生まれ。東京文理科大学史学科卒。日本交通史、日本流通史、民俗学専攻。筑波大学教授、大東文化大学教授などを務め、1995年没。おもな著書に『日本海上交通史の研究』(第12回柳田賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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