講談社学術文庫<br> 京都の平熱―哲学者の都市案内

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講談社学術文庫
京都の平熱―哲学者の都市案内

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062921671
  • NDC分類 291.62
  • Cコード C0110

出版社内容情報

古い寺社は多いが歴史意識は薄い。自然そのものより技巧・虚構に親しむ。「あっち」の世界への孔がいっぱいの「きょうと」のからくり古い寺社は多いが歴史意識は薄く、技巧・虚構に親しむ。けったいなもんオモロイもんを好み、町々に三奇人がいる。「あっち」の世界への孔がいっぱいの「きょうと」のからくり――。〈聖〉〈性〉〈学〉〈遊〉が入れ子になり都市の記憶を溜めこんだ路線、京都市バス206番に乗った哲学者の温かな視線は生まれ育った街の陰と襞を追い、「平熱の京都」を描き出す。(講談社学術文庫)

東へ
 京都駅に降り立つ/ラーメン文化 ほか
北へ
 清水の坂/京都は「古都」か? ほか
西へ
 下鴨――ここにも奇人伝説が/京都人のきわもの好き、新しもん好き ほか
南へ
 京の縦軸/生活世界の神仏たち ほか
終着駅へ
 旅の終わり/京都だけの問題ではない ほか


鷲田 清一[ワシダ キヨカズ]
著・文・その他

内容説明

古い寺社は多いが歴史意識は薄く、技巧・虚構に親しむ。けったいなもんオモロイもんを好み、町々に三奇人がいる。「あっち」の世界への孔がいっぱいの「きょうと」のからくり―。聖・性・学・遊が入れ子になり都市の記憶を溜めこんだ路線、京都市バス206番に乗った哲学者の温かな視線は生まれ育った街の陰と襞を追い、「平熱の京都」を描き出す。

目次

東へ(京都駅に降り立つ;ラーメン文化 ほか)
北へ(清水の坂;京都は「古都」か? ほか)
西へ(下鴨―ここにも奇人伝説が;京都人のきわもの好き、新しもん好き ほか)
南へ(京の縦軸;生活世界の神仏たち ほか)
終着駅へ(旅の終わり;京都だけの問題ではない ほか)

著者等紹介

鷲田清一[ワシダキヨカズ]
1949年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。関西大学、大阪大学で教授職を務め、現在は大谷大学教授。前大阪大学総長、大阪大学名誉教授。専攻は哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mitei

123
京都でもっとも営業係数の低い路線の206系統乗ってそこで出てきたものを拾って話を膨らますスタイルで地元民にはなるほどと思うことが多々。よそから見たら京都というのは掴みどころがないなぁと思った。考えてみれば京都って海に面していないのに100万人都市というのは他にないが相当なよそから惹きつける魅力があるのではないか?とも考えさせられた。2013/07/24

若布酒まちゃひこ/びんた

37
京都、という街への画一的、あるいは平板なイメージを解体し、猥雑で多面的な街として京都の姿を書いた名著。206系をメインストリートにして衣食住や学問、芸術に飛躍するエピソードは注意深く見ないと発見できない小道のようで、この語り口こそがぼくの知っている京都そのものだった。2016/03/06

みねたか@

31
鷲田先生による京都市バス206号系統での京都市街案内。「平熱の京都とそこに口を開けている様々な孔」を巡る。「孔」この世界の〈外〉に通じる裂け目。妖しく怖いけれども惹きつけられる場所。着物の重ね襟や入れ子構造の家屋に象徴される襞,影,奥が錯綜する奥行きと重層性。花街と寺町が並び僧衣と花魁が行き交う,派手なビルと旧居が並ぶ極端の共存。さらに人生をしっかり棒にふる奇人たち。時に切れ味鋭く時にしっとりとした絶妙の語り口も相まってさながら迷宮を彷徨うよう。ふらりと訪ねその裂け目に落ち込んでみたくなる。2019/11/28

キョートマン

25
懐古主義が過ぎる気もするけど、たしかに古き良きものは消えていっている気がする。この本が出た時にはまだあったものが今はもう無くなってたりもする。沿線の被差別部落にも言及して欲しかったけどまあ無理か。2020/12/07

つね

20
観光地としてではなく、地元の息使いが感じられる町案内本。市バス路線に沿ってフィールドを絞り、グーグルマップを片手に楽しく読む。食事処や神社の解説もあり、先週は実際に七条から四条界隈を散策。私も京都に移り住み子育てが一段落したが、京都(人)に対して負のイメージ(一見さんお断り、お茶漬けどうどす)が付きまとうが、本書で納得。絶えず戦地と化し、コロコロと変わる時の権力に従わざるを得ず、他者と一定の距離をとる一方、身内の結束が必要。哲学者らしい小難しい論調もあるが、総じて親しみやすい語り口で、京都再発見。2017/09/25

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