出版社内容情報
キリスト教やイスラームを生み、歴史の果てにイスラエル国家をも造りあげた「奇跡の宗教」誕生の謎に、『聖書』の精緻な読解が挑む。放浪、奴隷、捕囚。民族的苦難の中で遊牧民の神は成長し、ついには全宇宙を創造・支配する唯一なる神ヤハウェに変貌する。
なぜ彼らは「一神教」を成立させ、「律法の民」となったのか? キリスト教やイスラームを生み、歴史の果てにイスラエル国家をも造り上げた「奇跡の宗教」の軌跡を、『聖書』の精読を通して、神理解の変化に焦点を当てつつ探究する。
※本書の原本は、1997年10月、小社より講談社選書メチエとして刊行されました。
プロローグ――ユダヤ教とは何か
第一章 導く神――放浪の民に与えられた約束
第二章 解放する神――エジプト・奴隷生活からの脱出
第三章 戦う神――「聖戦」と約束の土地カナンの征服
第四章 農耕の神――農業王国としてのイスラエル
第五章 審きの神――王国の発展と選民思想の強化
第六章 隠れたる神――ユダ王国滅亡の衝撃
第七章 唯一なる神――世界の歴史を導く神へ
第八章 律法の神――ユダヤ教の成立
エピローグ
注
参考文献
原本あとがき
文庫版あとがき
荒井 章三[アライ ショウゾウ]
著・文・その他
内容説明
放浪、奴隷、捕囚。民族的苦難の中で遊牧民の神は成長し、ついには全宇宙を創造・支配する唯一なる神ヤハウェに変貌する。なぜ彼らは「一神教」を成立させ、「律法の民」となったのか?キリスト教やイスラームを生み、歴史の果てにイスラエル国家をも造り上げた「奇跡の宗教」の軌跡を、『聖書』の精読を通して、神理解の変化に焦点を当てつつ探究する。
目次
第1章 導く神―放浪の民に与えられた約束
第2章 解放する神―エジプト・奴隷生活からの脱出
第3章 戦う神―「聖戦」と約束の土地カナンの征服
第4章 農耕の神―農業王国としてのイスラエル
第5章 審きの神―王国の発展と選民思想の強化
第6章 隠れたる神―ユダ王国滅亡の衝撃
第7章 唯一なる神―世界の歴史を導く神へ
第8章 律法の神―ユダヤ教の成立
著者等紹介
荒井章三[アライショウゾウ]
1936年、福井市生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、立教大学大学院文学研究科組織神学専攻博士課程修了。神戸松蔭女子学院大学教授、学長を務める。神戸松蔭女子学院大学名誉教授。神学者。専攻は旧約聖書学。新共同訳聖書編集委員。翻訳委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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