出版社内容情報
古代末期の蝦夷征服戦争が東国に撒いた「武の遺伝子」は、平将門、源義家、頼朝らに育まれ、花開いた。活況を呈する武士論の決定版。草深い辺境から「都の堕落した貴族」を倒すために現れたのか、それとも武芸を生業とした貴族社会の一員だったのか――。近年活況を呈する武士論の二つの見方を統合し、「武士誕生」の道筋を描く。古代の蝦夷との戦争が坂東の地に蒔いた「武の遺伝子」は、平将門、藤原秀郷らによって育まれ、武家の棟梁たる源義家、頼朝らによって大きく開花した。
はしがき
序章 ある武士団のものがたり――烟田一族の盛衰
1 怨乱――蝦夷問題の遺産
2 反乱――坂東の夢
3 内乱――棟梁の時代
終章 武士の発見
関 幸彦[セキ ユキヒコ]
著・文・その他
内容説明
草深い辺境から「都の堕落した貴族」を倒すために現れたのか、それとも武芸を生業とした貴族社会の一員だったのか―。近年活況を呈する武士論の二つの見方を統合し、「武士誕生」の道筋を描く。古代の蝦夷との戦争が坂東の地に蒔いた「武の遺伝子」は、平将門、藤原秀郷らによって育まれ、武家の棟梁たる源義家、頼朝らによって大きく開花した。起源と成長をめぐる新視点。
目次
序章 ある武士団のものがたり―烟田一族の盛衰(中世武士団烟田氏の世界へ;烟田氏のルーツ ほか)
1 怨乱―蝦夷問題の遺産(三善清行の防衛白書;蝦夷問題と新羅問題 ほか)
2 反乱―坂東の夢(「兵」の時代へ;王朝国家と軍事貴族 ほか)
3 内乱―棟梁の時代(兵から武士へ;国衙と武士 ほか)
終章 武士の発見(坂東の履歴;中世とは何か ほか)
著者等紹介
関幸彦[セキユキヒコ]
1952年北海道生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻後期博士課程修了。日本大学文理学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maqiso
るい
有沢翔治@文芸同人誌配布中
こじこじ
ymazda1