出版社内容情報
古代風刺小説の金字塔『サチュリコン』に描かれた「トリマルキオの饗宴」を解読。繁栄に溺れ、飽食に耽る「皇帝ネロの時代」を描く。
『トリマルキオの饗宴―逸楽と飽食のローマ文化』(1997年、中央公論社刊)を改題して文庫化。
第一章 ペトロニウスと皇帝ネロ
第二章 トリマルキオの饗宴
プロローグ
第一幕 前菜
第二幕 メインコース
幕間 世間話
第三幕 デザート
大団円
第三章 ドラマとしての饗宴
索引・用語解説
【著者紹介】
(あおやぎ まさのり)
1944年生まれ。東京大学文学部卒。古典考古学,美術史を専攻。東京大学教授などを経て,現在,国立西洋美術館館長,独立行政法人国立美術館理事長,東京大学名誉教授,日本学士院会員。おもな著書に『エウローパの舟の家』(地中海学会賞)、『古代都市ローマ』(濱田青陵賞)、『皇帝たちの都ローマ』(毎日出版文化賞)、『興亡の世界史・第00巻 人類文明の黎明と暮れ方』など。
内容説明
『トリマルキオの饗宴』は、古代ローマが生んだ風刺小説の金字塔『サテュリコン』の最も有名な場面である。そこに描かれた山海の珍味と美酒、かしずく少年奴隷たち、黄金の腕輪と銀の尿瓶…解放奴隷の成金富豪が催す饗宴の一部始終を解読。厖大な文献、考古・美術資料を駆使して、繁栄を謳歌するネロ帝時代の社会と、人々の人生観を再構築する。
目次
第1章 ペトロニウスと皇帝ネロ
第2章 トリマルキオの饗宴(プロローグ;第一幕 前菜;第二幕 メインコース;幕間 世間話;第三幕 デザート;大団円)
第3章 ドラマとしての饗宴
著者等紹介
青柳正規[アオヤギマサノリ]
1944年生まれ。東京大学文学部卒。古典考古学、美術史を専攻。東京大学教授などを経て、国立西洋美術館館長、独立行政法人国立美術館理事長、東京大学名誉教授、日本学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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